2日午後ハノイで行われた政府の定例記者会見で、政府事務局のマイ・ティエン・ズン局長は、「ベトナムは観光発展と外国投資の誘致を目的にビザ規制をさらに緩和する方針である」と述べました。
政府の定例記者会見
現在、ベトナムは22カ国の国民を対象に、ビザを免除しているものの、首相は対象国を拡大しようとの指示を出していると明らかにしました。ズン局長は次のように語りました。
(テープ)
「来週、外務省は政府にビザ免除計画を提出する予定です。グエン・スアン・フック首相の先ごろの日本訪問を機に、日本政府とJICA国際協力機構はベトナムに3ヶ月のビザ免除を提案しています。首相は外務省に対し、日本人に便宜を図るための措置を検討するよう指示しています。その措置は、ビザ免除のこの1年の実施状況について話し合う会議で出されると思います。」
記者会見で、交通運輸省のグエン・ホン・チュオン次官は、観光発展を加速させるため、ハノイのノイバイ国際空港の拡張を検討すると明らかにしました。チュオン次官によりますと、ベトナム航空部門が年間14%から17%と急成長しているのを前に、ノイバイ空港の第3と第4ターミナルを建設するより、既設の第1と第2ターミナルを先に拡大する方針です。チュオン次官は次のように語りました。
(テープ)
「当面、第2ターミナルでもう一つの滑走路を建設しようと思っています。これにより、合計で3つの滑走路があります。また、飛行機が停止する場所としては新たに4-6ヶ所を建設します。国内ターミナルとしての第1ターミナルも拡張されます。この拡張は2020年までに完成するために、政府に早めに計画を出せるようにしています。」
なお、第1と第2ターミナルは拡張後、年間2千万から2500万人が収容できるようになるとしています。