8日午後、ハノイでチュオン・タン・サン国家主席はベトナムを訪問中の日本参議院の山崎・正昭議長と会見しました。席上、サン主席はこれまで両国は締結した合意書を効果的に実施してきた。双方は各レベルの訪問団の交換を頻繁に行なった他、地域と国際場裏で緊密に連携してきたと強調しました。
また、サン主席は日本がベトナム東部海域いわゆる南シナ海の現状を変更させようとした行動を非難したこと、東部海域問題の解決に関するベトナムをはじめ、ASEAN諸国の立場を支持したことに感謝しました。
一方、山崎議長はこれまで両国の広範な戦略的パートナー関係が強く発展してきたと述べるとともに、日本参議院議長として両国関係を新たな発展段階に押し上げるよう全力を尽くすと確約しました。また、ベトナム東部海域問題に関して現状を変更させる一方的な行動を受け入れないと強調した上で、同問題を国際法に従って平和的措置で解決するというベトナムの立場を支持すると表明しました。
これに先立つ8日正午、グエン・タン・ズン首相は山崎議長と会見しました。