福岡県北九州市のきのした・ひろみちさんのエッセイ

(VOVWORLD) - きのしたさんは自分のエッセイの中で、ベトナム人留学生を高く評価しています。

テーマ:「日本で活躍するベトナム人」

今から三年前のこと新型コロナウィルスが流行する前の話です。

私が働く介護施設に二人のベトナム人留学生さんが入ってこられました。お二人共女性の留学生で言葉遣いも丁寧で日本語も流暢に話されていました。お年寄りにも積極的に話され、彼女達とお話しすると、お年寄りの方々も笑い笑顔がたえない毎日でした。

実習には様々な実習があり、時には辛いことや苦労をされたことだと思いますが、一切表に出さず仕事に集中し、真摯にお年寄りに接する姿に私は心を打たれました。私も彼女達に教えることで初心が大事ということを改めて勉強することになりました。分からないことがあったら、彼女達は色々と質問をして下さいました。

一人でも多くの実習生の方が技術を学び、日本で働いて頂きたいですし、習ったことをベトナムでも実施してほしいなあと思いました。最終日には二人の留学生さんはアオザイを着てくださり、とても似合っていて華やかでした。生春巻きや焼き春巻きも家で料理したのを会社に持ってきて振る舞って下さいました。

甘いタレがとても春巻きに合っていて、たくさん食べたのを今でも忘れません。私は少しだけベトナムの文化に触れたような思いがしました。また、真面目なベトナム留学生の方々と触れることで、もっともっと、たくさんのベトナムの事について理解して学ぼうと思いました。

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