リスナーの皆さん、

ご存知のように、1973年9月21日、ベトナム戦争が激化する中でベトナムと日本は正式に外交関係を樹立しました。そして、今年は50周年となります。

両国関係のこの歴史的な出来事を記念して、今年1月1日からVOV日本語放送は、「越日外交関係樹立50周年」というコラムを放送します。このコラムは、両国の外交関係樹立を記念する活動や、両国企業の連携、国民交流、草の根外交、両国関係に対するリスナーの皆さんの評価、アイデア、期待などをまとめてお伝えします。

毎週日曜日にVOV日本語放送の国内向け放送（いわゆるFM放送）と海外向け放送（いわゆるAM放送）の両方で配信され、VOV5の日本語のホームページにも掲載されます。

リスナーの皆さん応援ください。地元の記念活動や、関連情報がありましたら、ぜひこちらにお送りください。お願いします。

このコラムがリスナーの皆さんのお役に立てるよう願っております。

さて、今日のこの時間は、ベトナムの「日本橋」 修復に向け記念式典についてご紹介します。

上から眺めた日本橋＝VOV

16世紀から17世紀にかけて日本人が朱印船貿易で訪れたベトナムの古都、ホイアンにある「日本橋」と呼ばれる史跡の修復作業が行われることになり、2022年12月28日、記念の式典が行われました。

ホイアン市の主催で行われた28日の式典には、日本側の関係者も出席しました。

ベトナム中部の古都ホイアンは古くから貿易の拠点として栄え、当時の面影を残す町並みは世界文化遺産にも登録されています。

16世紀から17世紀にかけての朱印船貿易の時代には多くの日本人が訪れ、日本人によって建設されたといわれている「日本橋」と呼ばれる史跡は、両国の友好のシンボルとされています。

しかし、橋の老朽化が深刻になっていて、ホイアン市はJICA＝国際協力機構の協力のもと、日本の専門家の助言を受けながら修復作業を始めることになりました。

JICAベトナム事務所の清水曉所長は「日本とベトナムのシンボルとなる橋を修復することは非常に意義がある」と話していました。

修復作業は早ければ来月から始まるということで、関係者は日本とベトナムの外交関係が樹立されてから50年となる来年中にも完了させたいとしています。