*今週、ハノイで開催中の第13期国会第10会議では国民投票法案、信仰宗教法案、報道法改正案、費用法案について討議が行われました。また、2016年の国家予算案や2016年の経済社会発展計画、2016年~2020年期の国家目標プログラムへの投資などに関する決議が採択されました。さらに、1日間にわたって国営農場の土地管理に関する政策、法律についても討議が行われました。グエン・ティ・キム・ガン国会副議長は次のように語りました。
(テープ)
「この10年間、行われてきた国営農場の土地の管理、使用に関する政策、法律の実施状況の監視は国会の2015年の監視計画に関する決議に従って実施されます。この監視は非常に必要です。監視の結果を基に国会は決議を公布し、政府に各種農場に見合う土地管理使用政策の実施を委託します。」
*先ごろ、ハノイで、2015年の「法律の日」にあたり式典が行なわれました。今年の法律の日は「憲法と法律の施行は社会主義法治国家建設・人権、及び、市民の基 本的権利の保護に寄与する」がテーマです。式典で、グェン・タン・ズン首相は次のように語りました。
(テープ)
「ドイモイ事業を実施してきたこの30年間を振り返ってみると、ベトナムの全ての分野の発展はいずれも体制の改革につながるものであることが分かり ます。民主と法治は密接に結びついています。民主は規律と紀綱を両立させる必要があります。法治国家は法律を尊重しなければなりません。人民の自主権と自 由権は社会的責任と市民としての義務の履行を平行して実施されなければなりません。今後、私たちは市場経済体制や社会主義法治国家の完備、司法改革、行政 改革にさらに取り組んでゆく必要があります。」
グェン・タン・ズン首相はこのように語りました。
*今週、ハノイで、世界ソーシャルワークデイを記念する式典が行なわれました。式典で、グェン・ティ・ズアン国家副主席は「ベトナムにとって、社会活動は社会保障政策、ベトナムの持続可能な発展、貧困解消、ミレニアム目標の実現に重要な意義を持つものである」と強調すると共に、労働傷病軍人社会事業省に対し、今後、社会全体の力を活かして、社会活動に貢献するよう求めました。
*パリで開催されたユネスコ国連教育科学文化機関の第38回総会の一環として2015~2019年期のユネスコ執行理事会理事国選挙が行なわれ、ベトナムはユネスコに加盟する186カ国の中で、156票を獲得し、理事国に当選しました。ベトナムがユネスコ執行理事会理事国に選出されるのは今回が4回目です。ベトナムのユネスコ国家委員会のファム・サイン・チャウ理事長は、今回の当選は、ベトナムの国際社会への参入にとって重要な意義があり、国際社会における威信と役割を高めるチャンスであると述べました。
*先ごろ、ハノイで、ベトナム社会科学アカデミーはホーチミン市法学大学、ハノイ国家大学、ベトナム駐在デンマーク大使館と協力して、「ベトナムでの人権研究教育・機会と試練」と題する国際シンポジウムを開催しました。シンポジウムには、カナダ、デンマーク、ノルウェー、タイ、スイス、及びベトナムの専門家が多数参加しました。席上、最近、ベトナムは人権の研究と教育で多くの成果を収めており、ベトナムが国連人権理事会のメンバーに選出されたことはその証であるとの意見が多くの専門家から出されました。
*今週、国内外で、様々な貿易振興活動が行われました。北部山岳地帯ラオカイ省で、ベトナム・中国国際貿易見本市や国内外の企業による投資振興会議が行われました。他方、フランスで、ベトナム観光総局はベトナム航空と協力して、ベトナム観光振興プログラムを行いました。こうした中、ロシアの首都モスクワで各国に住むベトナム人実業家による会議や投資貿易観光振興シンポジウムが開催されました。