12月4日からの一週間の主な国内ニュース

*今週、グェン・フ・チョン共産党書記長と国会議員はハノイ市、ドンアイン県での有権者と会合を行い、汚職防止解決策について討議しました。会合で、チョン書記長は「汚職はベトナムでだけでなく多くの国でも差し迫った問題となっている。汚職問題で、政権を失う国がたくさんある」と強調するとともに、ベトナム共産党は浪費、汚職防止に関する決議を出したが、汚職防止は激しい戦いであることから、全力を尽くすと表明しました。他方、グエン・ティ・キム・ガン国会議長は、南部メコンデルタのカントーを訪れ、同市の有権者と会合を行いました。会合で、多くの有権者はメコンデルタの農業をさらに発展させるため、より多くの優遇政策を打ち出すよう提案しました。これを受け、ガン国会議長は、最近、メコンデルタの農産物の競争力は高まっていると評価するとともに、これまで出された政策などをきちんと実施しなければならないと強調しました。

*8日、グェン・ティ・キム・ガン国会議長率いるベトナム国会高級代表団はハノイを発ち、インド公式訪問を開始しました。この訪問は、ベトナムとインドが国交樹立45周年と戦略的パートナー関係構築10周年を記念する背景の中で両国の全面的パートナー関係の具体化を目指すものです。また、この訪問はベトナムが国際社会にスムーズに参入している背景の中で両国国会の協力を拡大させ、インドとの安定した長期的な関係を促進するものでもあります。インド訪問の後、ガン議長率いるベトナム国会代表団はIPU=列国議会同盟の議長とアラブ首長国連邦国民評議会の議長の招きに応じて、11日から13日までアラブ首長国連邦で開かれる第11回女性議会議長世界サミットに出席する予定です。

*先頃、ハノイで、「ベトナム企業フォーラム2016」が行なわれ、「ベトナムの経済調和の発展に向けての民間経済セクターの役割向上、国内外の企業の協力強化」をテーマとしています。フォーラムで、グエン・スアン・フック首相は、フック首相は市場経済体制の充実、法整備、行政改革、有利な投資経営環境づくり、国家の競争力の向上、民間経済セクターの発展への条件づくりを継続してゆくことを確約するとともに、ベトナム企業界に対し、投資活動の多様化やPPP=官民連携事業の推進を通じて、経済再構築への参加を強化するよう呼びかけています。フック首相は次のように語りました。

(テープ)

「外資系企業に対して、ベトナムとの投資協力を続け、ベトナムの改革事業に信頼を置くと共に先進技術の移転、人材育成、管理に関する経験の提供を進めるよう希望します。また、ベトナムと力を合わせ、天然資源、環境の持続性、環境保護に励むよう呼びかけます。」

*8日、ハノイで、「APEC年2017」という活動を開始するシンポジウムが行なわれました。シンポジウムにはAPEC=アジア太平洋経済協力会議加盟諸国と国際諸組織の学者や研究者およそ400人が参加しました。

シンポジウムでは持続的、包摂的成長と創造性の強化;地域内の経済連携強化に対するAPECの核心的役割;中小企業のデジタル時代における競争力と創造性の強化;食糧安全保障と持続可能な農業、気候変動対応の強化という4つの議題が集中的に取り上げられました。シンポジウムで、ベトナムのAPEC 2017国家委員会の委員長を務めているファム・ビン・ミン ( Pham Binh Minh) 副首相兼外相は次のように語りました。

(テープ)

「我々は構造改革、質の高い成長の促進、貿易の自由化、人材育成などを強化するため、さらに取り組む必要があります。APECは自らの責任感を高め、さらに前進しなければなりません。APEC協力のチャンスは加盟諸国が得られる利益です。我々はAPECの年2017に大きな成果を収め、APEC加盟諸国の連携に弾みをつけることを望んでいます」。

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