3月26日からの国内ニュース


*今週、ハノイで、ベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長はベトナムを訪問中のラオスの首都ビエンチャンのシンラヴォン・コートファイテョーネ党委員会委員長兼知事と会見しました。席上、チョン書記長は、両国の特別な関係が全ての分野において良好に発展していることに喜びの意を表明しました。また、ハノイとビエンチャンの両市に対し、今後も協力関係をさらに促進させるようとの希望を表明しました。

*30日、ハノイで、チャン・ダイ・クアン国家主席はベトナムを訪問中のAFP通信社のエマニュエル・オーグ会長兼最高経営責任者(CEO)と会見を行いました。会見で、クアン国家主席は、「AFPはベトナムに代表事務所を開設した最初の外国通信社である」と述べました。また、AFPに対し、「世界各国が平穏であり、伝統的文化が豊かにあるベトナムがダイナミックに発展していること、及び、ベトナムとフランスとの関係が急速に発展しているということを理解してもらうように、今後も、ベトナムに関するニュースを客観的に伝えるよう」提案しました。これとは別に、VOVベトナムの声放送局のブ・ハイ副総裁は、AFP通信のオーグ会長と会見しました。

*今週、中部トゥアティエンフエ省フエ市で、ASEM=アジア欧州会合の「持続可能な開発のための創造的な教育・人材育成」に関する会議が行われました。この会議は、第11回ASEM首脳会議で採択されたベトナム政府の構想を実現するために、ベトナムのアイディアにより行われたものです。開会式で、ブ・ドゥク・ダム副首相は次のように語りました。

(テープ) 

「ASEMはアジアと欧州にある各国政府、企業、人民との結合、及び、2つの大陸の教育養成、人材育成の促進に重要な役割を担っています。これまで我々は人材育成に関するASEM加盟諸国が出した数多くの構想やプロジェクトを目にしました。これらは教育養成分野におけるアジアと欧州の協力関係に原動力を作り出しています。」

*ベトナムのグエン・ティ・キム・ガン国会議長の招きに応え、3月28日から31日にかけて、 スイス連邦国家評議会のイボ・ビスチョバガ議長がベトナムを訪問しました。訪問期間中、ビスチョバガ議長はガン国会議長と会談したほか、チャン・ダイ・クアン国家主席と会見しました。これらの席で、双方は環境保護に関する経験を交換するとともに、今後、教育養成分野で緊密に連携することで一致しました。ベトナムはスイスに対し、環境保護分野での法律制定を支援するよう希望を表明する一方、スイスはベトナムの大学教育や質の高い教育システムの構築を支援すると同時に、奨学金の支給を受けるベトナム学生の人数を増やし、法律、銀行、ハイテク、観光に携わる学生を対象に、スイスへの留学に条件を作り出すと確約しました。

*30日、ハノイで行われた外務省の定例記者会見で、レー・ハイ・ビン報道官は、アメリカ国務省が3月29日に「国際勇気ある女性賞」をベトナム人ブロガーのグエン・ゴック・ニュ・クインさんに授与したことに関し、次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムの終始一貫した政策は、女性を含め国民の権利を保護・促進することです。人権保護のためのベトナムの努力と成果は国際社会に高く評価されています。アメリカ国務省がベトナムの法律に違反する行為により一時的に拘留され調査を受けている個人に賞を授与することは客観性に欠けており、両国関係の発展に合致しないものです。」

一方、ベトナム人女子児童が先ごろ、日本で殺害された事件に関し、ビン報道官は、「この事件を受け、日本駐在ベトナム大使館は日本の関係各機関の代表と会合を行い、情報を収集した」と述べ、日本当局が調査を進め、犯人を早期に逮捕し厳格に処罰するであろうとの希望を表明しました。

そして、ベトナムが領有権を主張するチュオンサ諸島に属するバービン島で、台湾が実弾演習を行なったことに関し、ビン報道官は、「これはこの群島に対するベトナム領有権を深刻に侵犯する行為であり、ベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海の平和、安定、海上航行の安全保障を脅かし、この海域の緊張情勢を複雑化させるものである。ベトナムはこの行為を強く反対し、台湾がこのような行為を再発させないよう求めます。」と述べました。

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