5月23日からの主な国内ニュース

*ハノイで開催中の第13期国会第9回会議は2週目を終えました。今週、天然資源法案や海洋・島しょ環境法案、会計法改正案、刑事法改正案、労働安全衛生法案、2016年の立法計画などについて討議が行われました。また、2014年の社会保険法の第60条に対する意見集約が行なわれました。

*28日午前、ハノイで、ベトナム共産党政治局は第12期党中央委員会の人事方向を展開する全国会議を開催しました。席上、グェン・フ・チョン共産党書記長は「第12回党大会への人事計画は重要な任務である。そこで、各レベルの党委員会は、人事作業を良好に行なう必要がある」と強調しました。

チョン書記長は次のように語りました。

(テープ)

「共産党の党員は個人や一つのグループの利益を思わず、党と国の利益を優先するという精神を持つ必要があります。中央から地方にいたるまでの最高指 導者は政治面での強固な本領、道徳知識に磨きをかける事が重要です。更にその指導者は国民との緊密な関係を持つ人でなければなりません」

*先頃、行われた政府の5月の月例会議で、発表された報告によりますと、年初からの5ヶ月と5月における経済社会状況は回復を見せ続け、5ヶ月の平均インフレ率は0.83%増、マクロ経済は安定して、工業生産高は昨年同期と比べ9.2%増となっているとしています。席上、グエン・タン・ズン首相は次のように語りました。

(テープ)

「韓国などとFTA=自由貿易協定を締結したばかりで、ココナッツやドラゴンフルーツに輸出市場を開拓しました。EU=欧州連合とのFTA交渉もまもなく終了します。政府は市場開拓に力を入れる一方、企業の困難解決も支援し、生産経営に有利な条件を作り出す方針です。」

*今週、グエン・タン・ズン首相はユーラシア経済連合との自由貿易協定を締結するため、カザフスタンに向かいました。この協定の締結はベトナムと同連合の加盟諸国との経済関係の発展に法的裏づけを作り出し、ベトナムとそれぞれの加盟国との二国間関係の強化にも寄与するとしています。一方、5月29日から6月6日にかけて、ズン首相はアルジェリア、ポルトガル、ブルガリアを公式訪問しています。

* 先頃、アメリカのジョン・マケイン上院議員率いる代表団がベトナムを訪問しました。同代表団との会見や会合で、ベトナムの指導者らは両国の全面的パートナー関係の枠組に沿って、両国の多面的な協力関係が前向きな発展を遂げてきたことに満足の意を表明するとともに、ベトナムの党と国家は一貫してアメリカとの関係を強化する決意であると強調しました。

*先頃、ハノイで行われた外務省の定例記者会見で、レー・ハイ・ビン報道官は、中国が国防白書を発表し、その中で、ベトナム東部海域での岩礁の埋め立てに強固な姿勢を示していることに関し、次のように語りました。「国連安全保障理事会常任理事国で、地域内で重要な役割を果たしている中国は他の国の主権、裁判権を尊重し、国際法を遵守し、地域と世界の平和、安定、安全保障の維持のために貢献する必要があると思います。」

* 先頃、ハノイで、第1回対外向け報道賞の授与式が行われました。これは中央宣伝教育委員会と対外向け報道中央指導委員会の共催により、対外向け報道分野での優れた作品を表彰するため行なわれるものです。今回、59点の優れた作品が賞を授与されました。一方、この席で、中央宣伝教育委員会のディン・テ・フイン委員長は「対外向け報道はベトナム共産党と国家の思想・宣伝作業の重要な一部となっている」と強調しました。

ご感想

他の情報