7月15日から一週間の主な国内ニュース

* 18日、ベトナムの首都ハノイとラオスの首都ビェンチャンで、両国の外交関係樹立50周年、及び、ベトナム・ラオス友好条約締結35周年を記念する集会が同時に開催されました。ベトナム共産党のグェン・フー・チオン書記長、グェン・タン・ズン首相、グェン・シン・フン国会議長、および、ラオスのブンニャ ン・ウォラチット国家副主席はハノイで開かれた集会に出席しました。集会で、チオン書記長は演説を行い、次のように語りました。

(テープ)

「私たちは両国間の特別団結と全面的友好協力関係の強化のために取り組む必要があります。これはいつまでも変わることのらない生きがいとして見做す 必要があります。私たちは両国間の特別な関係を自分の瞳のように大切にし、ラオス人民革命党、政府、人民と協力して、両国関係を強化するため決意を固めます」

チオン書記長はこのように語りました。

この機に、17日夜、ハノイのオペラ・ハウスで、「ベトナムにおけるラオス文化の日」の幕開けとして、文芸公演が行われました。

* 16日、ハノイで、ベトナム国会常務委員会第9回会議が開催されました。2日間にわたる会議では第10回会議で行われる質疑応答や年末までの国会民族評議会と各委員会の活動に関する総合報告が検討されました。また、第13期国会第3回会議の結果が評価され、第4回会議の準備作業について討議が行われるほか、革命功労者優遇法令改正案が討議されました。

* 19日午前、北部のバクニン省で、政府の決定167号により実施されている貧しい家庭への住宅支援プログラムを総括する会議が開かれました。会議の報告によりますと、このプログラムは飢餓一掃貧困解消や社会福祉の確保という目標を達成するためのもので、実施されてからの3年間、農村部における貧しい家庭50万世帯は政府からの支援を受け、住宅を低価格で購入したということです。会議で、グエン・タン・ズン首相は次のように語りました。

(テープ)

「このプログラムの第2段階を効果的に実施するために、これまでの成果を徹底的に発揮されるよう求めます。第2段階には、新しい基準があり、対象の範囲も拡大されます。このプログラムから経験を引き出し、他の低所得者向けの住宅補助プログラムを展開します」

ズン首相はこのように語りました。

* 17日午前、ハノイで、「ベトナム・インドの戦略パートナー関係=将来の方向」をテーマにしたシンポジウムが開催されました。このシンポジウムはベトナムとインドとの戦略パートナー関係樹立5周年を記念するものです。シンポジウムで、ベトナムのグェン・ティエン・ニャン副首相、ベトナム駐在インド大使館のランジット・ラエ大使、学者、外交官らは揃って、「ベトナム・イ ンド関係はホーチミン主席とネルー首相が培った伝統的な友好関係である。その関係は国防、通商、投資、科学技術、情報通信、ハイテックなどすべての分野に おける戦略パートナーシップになっている」との見解を示しました。

* 18日午後ハノイで、ベトナムのファム・ビン・ミン外相はベトナムを訪問中のインドネシアのマルティ・ナタレガワ外相と会談しました。会談で、ミン外相は 「ベトナムは2015年をめどにするASEAN=東南アジア諸国連合共同体作りへ向けて、インドネシアを含め、ほかの加盟諸国と密接に協力する」と明らかにしました。また、ミン外相はベトナム東部海域いわゆる南シナ海問題解決に対するASEANの役割の発揮や、この問題に関する6つの基本的な原則を盛り込んだインドネシアの提案に支持を表明しました。

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