* 22日、ハノイで、10日間にわたって行われていた第14期国会常務委員会第3回会議が閉幕しました。今回は、来る10月22日に開幕する予定の第2回国会会議の準備作業が討議されました。また、結社法案、宗教・信仰法案を含め、10件の法案と1件の決議案、国家予算案、予算交付計画案についても討議が行なわれました。さらに、国会常務委員会は犯罪・汚職防止対策や刑の執行に関する政府、最高人民裁判所長官、最高人民検察院長官の報告に意見が寄せられました。
* 今週、ハノイで、2015・2020年の任期における公安部隊の党中央委員会の委員を指定する政治局の決定を公表する式典が行なわれました。式典で発表された決定によりますと、公安部門の党中央委員会委員は7人からなり、その内3人はグェン・フ-・チョン共産党書記長、チャン・ダイ・クアン国家主席、グェン・スアン・フック首相です。トー・ラム公安大臣は同委員会の委員長を務めます。式典で、チョン書記長は次のように語りました。
(テープ)
「党建設を基幹的な任務に、政治・思想教育を第一の任務に、人事問題を決定的な任務にして、公安部隊を「精鋭・簡素・強靭」という指針に沿って建設します。幹部の政治的思想的衰退に歯止めをかけることに配慮します。」
* 今週、北部港湾都市ハイフォンで、グエン・スアン・フック首相は同市の指導部と会合を行い、市内の経済社会状況について話し合いました。フック首相は、「中国と結ぶ経済回廊の途中にある港湾都市ハイフォンは戦略的な位置にあり、経済発展の有利な条件に恵まれている」としました。 また、「ハイフォン市は、ロジスティックス、裾野産業、ハイテク農業などの分野を集中的に発展させ、北部の経済発展のけん引役を果たす必要 がある」との考えを示しました。
* 今週、ハノイで行われた外務省の定例記者会見で、レ・ハイ・ビン報道官はベトナム東部海域(南シナ海)の最近の動きに関し、国内外の 記者の取材に応えました。日本の稲田防衛大臣が先ごろ「日本は南シナ海でアメリカとの合同演習を行うことで活動を活発化させる」と言明したことや、ロシアと 中国がこの海域で合同軍事演習を行なっていることに関し、ビン報道官は次のように語りました。
(テープ)
「沿海国家であり、1982年国連海洋法条約の締約国でもあるベトナムはベトナム東部海域(南シナ海)でのあらゆる活動、とりわけ軍事活動は国際法、1982年国連海洋法条約に従って行なわれるべきであると強調します。また、ベトナムは各国に対し、ベトナム東部海域、及びアジア太平洋地域の平和、安定、安全保障、航行の自由の確保に積極的に貢献するよう希望します。」
* 今週、ベネズエラのマルガリータ島で、第17回非同盟諸国首脳会議が開幕しました。会議には、各国の大統領と首相22人、副大統領と副首相11人が出席しました。ベトナムからはファム・ビン・ミン副首相兼外相が出席しました。会議の始めての討論会で、ミン副首相兼外相は、「平和・主権・ 持続可能な開発という目標と原則に基づいて団結の強化へ」と題する演説を行いました。