AIPA 2020議長国のベトナムの努力

(VOVWORLD) -8日から10日にかけて、AIPA=東南アジア連議院総会の議長国であるベトナムの主宰の下、「結束して主体的適応のASEAN共同体のための議会外交」をテーマにした第41回AIPA総会がオンライン形式で開催され、26件の決議と共通コミュニケを採択しました。

ベトナムは、加盟諸国間の団結、一致の構築に向けて、第41回AIPA総会の議長国としての役割を果たしてきたと評価されています。

総会には、第41回AIPA総会の議長であるグエン・テイ・キム・ガン国会議長、AIPA加盟諸国の国会議長、ベトナム駐在各国の外交機関、国際諸組織の代表多数が参加しました。新型コロナウイルス感染症が複雑に推移していることから、AIPA創立以来、AIPA総会がオンライン形式で行われるのは今回が初めてであり、各国議会間の協力措置を討議すると共に、ASEAN共同体構築の目標を実現することが狙いです。

グエン・フー・チョン共産党書記長・国家主席はこの総会へのお祝いのメッセージの中で「今回の総会は『共同体のための思考と行動』という精神に向けて、強固、かつ、統合のASEAN共同体づくりという目標の実現を目指すことである。」と認定しました。

第41回AIPA総会の議長国としてのベトナム国会はオンライン形式による第41回総会の開催を主体的に提案し、今後のAIPAの諸活動の刷新方法を提示しました。特に、第41回AIPA総会に合わせて行われた女性議員会議や、非公式若手議員会議、及び総会での決議のテーマは、「結束と主体的適応」というASEAN2020のテーマ、及び、実際の状況に合致しています。このことは、ASEANの構想と優先課題の展開におけるASEANに対するAIPAの補助を示しています。それは、新型コロナ対策とその被害の克服、経済活動の回復、地域の安定と発展の維持に向けた努力です。

ベトナム国会は、AIPA内のリーダーシップとしての役割を発揮し、ASEANの共通問題に対する加盟国の議会とオブザーバー国の議会の支持とコンセンサスを得ています。

ベトナム国会は、AIPAとASEANのパートナーシップの深化に適切な貢献をしてきました。その一方で、ベトナムは加盟諸国と連携して、平和・安定・安全・繁栄・幸福のASEAN共同体作りプロセスを推進してゆきます。

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