『シェーピングハート2025』 ベトナム障がい者アートの創造力
(VOVWORLD) -『シェーピングハート2025』インクルーシブ・アート・フェスティバルは、9月13日から9月28日までシンガポールのアワ・タンパニーズ・ハブで毎年開催されている最大規模のイベントです。これは、障がい者である方々の才能を称えるための祭典です。
(写真:TTXVN) |
今回のフェスティバルに参加したベトナム人アーティストらは、芸術的な創造力で強い印象を残しました。
今年のフェスティバルには、シンガポールおよびアジア太平洋地域から210人のアーティストによる700点以上のアート作品が集まりました。ベトナムからは4名の障がいを持つアーティストが参加しています。経済特区の評議会の事務総長であるリザル・エドウィン氏は次のように語りました。
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「ベトナムの皆さんがこのイベントに参加してくださり、大変嬉しく思います。ベトナムとシンガポールは伝統的な友好関係を築いており、深いパートナーシップを維持していきます。このイベントは、両国の良好で強固な関係を証明するものです」
ベトナムの障がいを持つアーティストらは、このフェスティバルに豊かな色彩に恵まれる絵画作品を出展し、強い印象を残しました。中でも、稲田や棚田、そしてベトナムの文化遺産からインスピレーションを得た3点の絵画は、創造性と芸術的価値について強い印象を与えました。
来場者の一人である北東区のバエ・ヤム・ケン区長は次のように語りました。
(テープ)
「 ベトナムのアーティストの皆さんにご参加いただけたことを大変嬉しく思います。ベトナムの作品は、東南アジア地域における文化の豊かさを真に表現しており、東南アジア諸国が共にインクルージョンと地域社会の人々への思いやりを称える姿勢を示しています」
在シンガポールベトナム大使館のチャン・フオック・アン大使は、このイベントの意義を高く評価するとともに、「ベトナムの障がいを持つアーティストらが自らの感性、認識、そして芸術的創造力を表現する貴重な機会である」と強調しました。
(テープ)
「このイベントは非常に意義深いものです。このような作品を通じて、ベトナムの文化的・歴史的な遺産に対する視点が、美しく、独自性に富み、そして創造性あふれる形で表現されています」
『シェーピングハート2025』インクルーシブ・アート・フェスティバルは、絵画の展示にとどまらず、アート芸術披露会やインクルーシブ・ファッションショーなど様々な活動も行われます。また、この機に、車いすバスケットボール、ブラインドサッカー、フロアホッケーなどのスポーツ体験も来場者に提供されました。アート作品や記念品の販売による収益はすべて、障がいを持つアーティストの支援に充てられるとしています。
『シェーピングハート2025』は、地域内の障がい者にとって有意義な交流の場でありながら、各国の障がいを持つ人々をつなぐ貴重な機会でもあります。