(VOVWORLD) -先ごろ、ハノイで、情報通信省の主催により、「グローバルバリューチェーンにおけるベトナムの価値向上と持続可能な開発」をテーマとした第4回デジタル技術企業の開発に関する国家フォーラムが行われました。
フォーラムには国内外のIT=デジタル技術企業やベトナムの技術分野におけるスタートアップ企業の代表や専門家数百人を含むおよそ1千人が参加しました。
同フォーラムは2019年に初めて開催され、ベトナムのデジタル技術分野の最大規模の年次活動の一つとなり、デジタル産業の発展の方向性を決定する役割を果たしています。
席上、発表された情報通信省の情報によりますと、2022年にデジタル技術分野は著しい成長をとげ、収益はおよそ1480億ドルに達すると見込まれています。また、新規設立されたデジタル技術企業は6万5千社にのぼり、デジタル技術製品の輸出額は1360億ドルに達しました。
フォーラムでは「国内外の経済が困難な状況の中でのベトナムの情報技術企業の持続可能な開発、国際市場における地位確立」、「国家デジタルトランスフォーメーションの促進に取り組むベトナムの情報技術企業」、「グローバルバリューチェーンにおけるベトナムの価値向上を目指す措置」、「『メイクinベトナム』製品の国際市場への出荷を目指すベトナムのデジタル技術企業とビッグ・テックとの協力」をテーマとして協議が行われました。
席上、発言に立ったブ・ドク・ダム副首相はベトナムのIT企業の数は東南アジア地域諸国に劣ることはなく、その中で20年間あまりの歴史を持つFPTやCMC、MISAなどの大手企業があると強調しました。また、今後、ベトナムのIT企業は連携を強化し、精力的に国際市場に進出していく必要があるとの見解を述べ、次のように語りました。
(テープ)
「本日、出席した企業は新規設立された企業、大手のリーディング企業もあります。私たちが連携を強化し、団結をすれば、人口が多くなくともあり得ないパワーを生み出すでしょう」
この機に、情報通信省は「メイクインベトナムデジタルテクノロジー製品賞2022」の授与式を行いました。今年の賞はデジタル政府の構築、デジタル経済、デジタル社会に関する優れたデジタルテクノロジー製品と有望なデジタルテクノロジー製品といった4つの種目に授与されました。今回、農業分野における、IoT・AIサービスのソフトウェア開発から、ハードウェアのデバイスの製造まで、生産性向上や環境配慮のソリューションを提供するライナン・テクノロジーズ・ベトナム社、ベトナム軍隊通信グループベトテル、IT大手FPT、企業、政府機関、個人向けに会計、財務、企業資源計画(ERP)および業務管理ソフトウェアを提供する企業MISAはデジタル政府の構築、デジタル経済、デジタル社会の開発に貢献してきたことが評価され、金賞を受賞しました。