ベトナム、ECの警告を効果的に克服

(VOVWORLD) - EU側はベトナムがこれまで収めてきた成果を高く評価しています。

既にお伝えしましたように、5月15日から23日にかけてEU=欧州連合の検査団はベトナム農業農村開発省や、沿海各地方、水産物加工・輸出に携わる企業の代表と会合を行い、EC=欧州委員会がベトナム産水産物に対しIUU=違法・無報告・無規制漁業の防止対策が不十分として提示した警告(いわゆるイエローカード)を克服するためのベトナムの措置の結果を評定しました。

昨年10月23日、ECはベトナムの海産物に対して「イエローカード」を出すことを決定しましたが、これを受け、ベトナム政府は適時に克服措置をとり、関係各省庁や、VASEP=水産物加工輸出協会などと連携し、改革に取り組んできました。

水産物総局のグエン・ゴック・オアイ総局長代理は「水産物総局はIUU事務所を設立して、EU検査団に提供するための関連資料を十分にまとめた上で、漁港や、漁船、漁場などを含め漁業データベースを作った」と明らかにしました。

一方、グエン・スアン・クオン農業農村開発大臣は水産物総局の指導部と会合し、その克服措置について協議しました。クオン大臣によりますと、ECのイエローカードの克服作業は成果を収め、ベトナムは一歩一歩、ECが提示した9つの項目を履行してきました。また、これらの項目はベトナム国会が既に採択した水産物法にも盛り込まれたということです。

クオン大臣は水産物総局に対し、ECが早期にそのイエローカードを解除することを目指し、政府と各地方の指導の実施状況や、漁民の活動などを監視するよう要請しました。クオン大臣は、「EU側はベトナムがこれまで収めてきた成果を高く評価しているが、各省庁の代表はEUと会合を行うとき、情報をさらに提供する必要がある」と強調しました。

管理作業に関して、クオン大臣は、「漁業のインフラ整備を点検して、政府に報告する」と明らかにしました。さらに、「漁業を効果的かつ持続的に発展させることを目指し、今後も、漁船や、漁場の管理作業にハイテクを導入し、投資を強化していく必要がある」と訴えました。

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