ベトナムの3ヵ所の経済特区、外国投資を誘致

(VOVWORLD) - ハノイで開催中の第14期国会第5回会議では、東北部クアンニン省バンドン、中部カインホア省バクバンフォン、南部キェンザン省フークオクの特別行政・経済区法案が討議、採択されました。

これは、投資誘致や外国との競争に新たなチャンスをつくる突破的な措置であるとしています。

この法案は、バンドン地方や、バクバンフォン地方、フークオク島で設立予定の特別行政・経済区の企画や、体制、特別な政策、各機関の組織・構造、優先分野などを規定するものです。

具体的には、バクバンフォン特区は多くの利点があり、良い天候や、美しい自然風景などに恵まれており、最近、多くの投資家の関心を集めています。特にシンガポールの大手グループはバクバンフォン特区を視察して、コンテナ・ターミナル保税倉庫工業団地などの建設を提案しました。投資総金額は100億ドル以上に上る見込みです。

深水港や、海洋経済、国際航海がバンフォン経済区の発展事業の原動力となっていることから、今後、カインホア省は、港湾サービスや、ロジスティックス、貿易、金融サービス、観光、娯楽、ハイテク、医療、教育、知的所有権に関連するサービスなどの発展に力を入れる方針です。

そして、フークオク特区は、リゾート観光や、エコツーア、ショッピングセンター、貿易サービス、娯楽、医療などを優先分野にするとしています。フークオク特区の管理委員会によりますと、多くの投資家は同特区の設立から得る機会を待っており、総額215兆ドル以上に上る193件のプロジェクトは許可証を発給されました。

バンドン地方は、特区設立が進められている3つの地方の中の1つです。したがって、この地方では、高速道路のほか、国際空港や、海洋観光地などが建設されます。バンドン特区で、行われる大規模なプロジェクト4件への投資が呼びかけられています。

これらの経済特区が設立されることで、経済再構築や外資誘致、雇用創出、国内外の市場の開拓などが図られると期待されています。

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