(VOVWORLD) - 既にお伝えしましたように、今週、ハノイで、計画投資省所属統計総局はベトナムの持続可能な開発目標の指標を公表する会議を行いました。
これによりますと、ベトナムの持続可能な開発目標に関する指標には158件の指標があり、その中、子どもに関連する指標は55件、人口と開発に関連する指標48件、ジェンダーに関連する指標78件があります。
ベトナムは国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の実現に積極的に参加している国の一つとされている中、計画投資省は持続可能な開発目標の指標を作成しました。
会議で、統計総局のグェン・ビク・ラム総局長は、「身寄りのないお年寄りや、貧困者、ストリートチルドレン、身体障がい者など社会的弱者をはじめ誰一人取り残さない-No one will be left behind」を理念とした国連の持続可能な開発目標は社会の不公平を無くすために全力を尽くさなければならない」と明らかにしました。
持続可能な開発目標の指標は、統計総局や、各省庁、機関の緊密な連携と協議により作成されました。これは、持続可能な開発目標の実施状況を正しく評定することを目指すものです。また、統計活動や、統計指数、統計内容、計算方法、資料供給源、主要指数、統計結果発表期間、資料を収集・分析する機関の責任などを定める規定でもあります。
ラム総局長によりますと、持続可能な開発目標の指標はベトナムの経済社会の特徴を反映します。社会面における指標には貧困解消、男女平等、女性へのエンパワーメントなどに関するものがあります。これらの指標はベトナムの経済社会発展の実状を表わすとしています。
近年、ベトナムは持続可能な開発目標の実施を進めており、経済、社会面だけでなく、あらゆる分野で、多大な成果を収めています。今後、統計総局は、それらに関するデータベースを設立し、各省庁、機関とともに情報を分かち合う予定です。これは、今後の国の発展とその発展事業の成果評定、発展方向の制定などに役立つと期待されています。