ベトナムの繁栄のため 国外在留ベトナム人知識人を活用
(VOVWORLD) - ベトナムは、インベンションとイノベーションを、第4次産業革命の要求に応えて国の発展を促進させる鍵として見なしています。
8月18日から24日にかけてハノイで、インベンション・イノベーションネットワーク連結プログラムが開催されました。 このプログラムは各省庁、部門の代表、及び科学技術に携わる各国在留ベトナムの人材が集まり、第4次産業革命が進んでいる中でベトナムにふさわしい発展方向を模索するため、話し合う場となりました。
今回は国外に在留するベトナムの若い知識人100人あまりが参加しました。これらの知識人は、ロボット工学、人工知能、ブロックチェーン、ナノテクノロジー、量子コンピュータ、生物工学、モノのインターネット、自動運転車などの多岐に渡る分野に従事しており、外国で活躍しています。
ベトナム政府は、第4次産業革命はこれらの分野においての新興の技術革新が特徴であることをよく認識して、この革命に応えるため、国家戦略の作成を推進する一方、大規模な科学技術センターの設立を急いでいます。
ベトナムは、インベンションとイノベーションを、第4次産業革命の要求に応えて国の発展を促進させる鍵として見なしています。インベンションとイノベーションを促進させるために、人材は中核的な役割を果たします。それで、国内と世界各国に住んでいるベトナムの知識人を連結するネットワークをつくる必要があるということです。
今回のプログラムでつくられるベトナムのインベンション・イノベーション・ネットワークは生活の需要、企業の注文に基づき運営され、科学者の研究を支援することになります。
また、政府の各機関や省庁は第4次産業革命を基礎とする発展事業の促進に関する若い知識人の提案に耳を傾けた上で、政府に法的枠組みや政策の制定をアドバイスします。
こうしたネットワークにより、世界各国に在住しているベトナム人の知恵を生かし、ベトナムを世界での科学技術、経済発展の動きに追いつかせる時が来たとしています。