会議で発表された報告によりますと、ベトナム製品の国内市場でのシェア率は8割から9割を占めています。また、いくつかの生産部門は国内調達率の向上や先進的な科学技術の導入を推進してきたとしています。その中で、紡績・縫製部門や革靴部門の国内調達率はおよそ50％に達しました。

これらの要素はインフレの抑制、マクロ経済の安定化、輸入超過の削減に関する目標の遂行に大きく貢献しています。2009年以来、小売とサービス業の伸び率は年平均10％となりました。また、消費者物価指数は2008年の19.8%から5％以下に減ってきました。これは商工省が需給バランスの確保に関する対策の実施に有利な条件を作り出しています。

この10年間にわたり実施されてきた「ベトナム人は率先してベトナム製品を使おう」運動の実施で収めた成果を見ると、ベトナム製品がベトナム消費者の信頼を得ているということは分かります。同時に、この運動はあらゆる経済セクターの経営、流通の潜在力を活用してきました。現在、多くのベトナム製品がベトナムの消費者から愛され、ベトナム人の誇りとなりつつあります。

政府は商工省と関連機関に対し、「ベトナム人は率先してベトナム製品を使おう」運動を引き続き実施し、ベトナム人の創造性と意思を生かして、ベトナム製品の質的向上に励み、国内外の市場における市場シェアを高めるよう要請しました。