ベトナム放送、柔軟に変化・発展に適応

(VOVWORLD) -既にお伝えしましたように、第15回全国放送フェスティバルはVOV=ベトナムの声放送局とホーチミン市人民委員会の共催により、2日から8日にかけてホーチミン市で開催されています。

今回のフェスティバルは「柔軟に変化、発展に適応」をテーマとし、現代の放送の主な傾向を表すとしています。

「柔軟に変化、発展に適応」をテーマとしたのには多くの意味があり、技術科学が迅速に発展するにつれて放送分野もデジタルトランスフォーメーションに沿って番組作成方法を柔軟に変えていかなければならないという意味が含まれます。今日の放送分野は、視聴者らへのアプローチ方法を変え、視聴者との双方向コミュニケーションをより増加させつつあります。これに関し、VOVのド・ティエン・シ総裁は次のように語りました。

(テープ)

「最近、視聴者のラジオを聴く習慣が変わりつつあります。つまり、ラジオから直接聴く方法に代わって、どこでもいつでもスマートフォンで聴くことができるようになっています。これは、放送分野の発展の機会であり、かつ今日の放送にとって大きな試練でもあります。しかし、電波に関する障害とかフェイクニュースなどがほぼないという強みにより、ラジオは依然として、有益で正確な情報を得るための信頼できる媒体です。こうした中で、放送に従事するジャーナリストらをはじめ我が放送局は、現代社会の発展に見合うよう番組のコンテンツを常に充実させるように尽力しています」

また、第15回全国放送フェスティバルの書記委員会委員長を務めるVOVの編集部のドン・マイン・フン部長は、「今回の全国放送フェスティバルは、応募作品の数とカテゴリーの数で過去最大となっている。特に、ライブ放送への応募は31の報道機関からあり、現代放送の傾向が表われるカテゴリーであるため、各地のラジオ・テレビ局は応募作品に大変な労力をかけている」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「これまで、応募作品はライブ放送をはじめ、現代放送に非常にアプローチしてきました。各地の放送局はデジタルプラットフォームのメリットを効果的に活用することで、ラジオの視聴者は電波を介して聴くだけではなく、多くの方法でアクセスできます。最近、視聴者は放送局との双方向コミュニケーションの性質を利用しながら彼らの顔を見ることができます」

また、ハイフォンラジオテレビ局のグエン・トゥ・ハンジャナリストは、次のように語りました。

(テープ)

『柔軟に変化、発展に適応』をテーマとした今年の全国放送フェスティバルでは、放送番組はもはや単一メディアだけにとどまらず、FM 周波数を介して聞くだけでなく、デジタル プラットフォームも適用し、あらゆる場所にいるリスナーと直接やり取ることができるとしています。放送番組は益々改善され発展するはずだと信じています」

現在の情報爆発時代において、視聴者は聴きたい情報や聴きたい時間、聴きたい空間などを主体的に選ぶことができます。従来のラジオに加えてインターネットプラットフォームや一般的なモバイルデバイスなどにも進出しており、放送局は視聴者のニーズを満たすように放送番組のコンテンツを改善することに日々取り組んでいます。

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