ベトナム観光業、年末に向けて飛躍を目指す

(VOVWORLD) - ベトナムの観光業界が年末に向けて大きな挑戦に取り組んでいます。
ベトナム観光業、年末に向けて飛躍を目指す - ảnh 1「2025年の観光客増加目標達成のための行動計画 実施会議」

ベトナム政府は2025年の目標として、海外から2500万人以上、国内では1億5000万人以上の観光客受け入れを掲げています。

今年8月までに海外から約1400万人が訪れましたが、目標達成には残り4か月で1100万人以上を受け入れる必要があります。月平均では現在の175万人から275万人へ、大幅な増加が求められています。

ベトナム観光協会のヴー・テー・ビン会長は次のような戦略を提案しています。

(テープ)

「まずデジタル技術を活用した情報発信を強化し、オンラインプラットフォームを通じてベトナム観光を世界にアピールします。重点市場と新興市場に集中し、各国の旅行会社との直接的な連携を優先します。新しい観光商品や魅力的なサービスを紹介し、2025年とその後にベトナムツアーをすぐに企画してもらえるよう働きかけます」

また、ベトナム観光協会副会長でホーチミン市観光協会会長のグエン・ティ・カイン氏は、グルメ観光の重要性を強調しています。

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「世界的なトレンドに合わせた料理観光の開発戦略が必要です。各地域が協力して地方の食文化の魅力を活かした観光商品を作り、旅行会社を通じて観光客に提供していきたいと考えています。料理イベントを開催する場所には、旅行業者にも参加してもらう予定です」

ベトナム国家観光局のファム・ヴァン・トゥイ副局長は、観光業界の柔軟性と創造力により目標達成は可能だと述べています。

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「今回の行動プログラムは、担当者、業務内容、スケジュール、責任範囲、観光商品、権限という6つの要素を明確にしています。重点的に取り組む市場を選定し、プロモーションや商品開発を進めるとともに、グリーンツーリズムの認定制度や料理職人の表彰制度も整備していきます」

新しいビザ政策やインフラ改善、そしてベトナムならではのおもてなしの心が、観光業界の飛躍を支える基盤となっています。

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