*今週ハノイで開催中の第13期国会第7回会議では、婚姻家庭法改正案、破綻法改正案、公的投資法案、建設法改正案、公証法改正案、ベトナム在住外国人の出入国、経由、居住法案が採択された他、戸籍法、身分証明書法案、住宅法改正案と不動産経営法案;企業法改正案、国会組織法改正案、保険法改正案、人民公安法改正案などが討議されました。
*今週、オランダのマルク・ルッテ首相は、グエン・タン・ズン首相の招きに応じて、ベトナム公式訪問を行いました。ベトナムを訪問期間中、マルク・ルッテ首相はグエン・タン・ズン首相と会談した他、チュオン・タン・サン国家主席、および、グェン・シン・フン国会議長と会見を行いました。
グエン・タン・ズン首相とルッテ首相との会談で、双方は両国企業と投資家に便宜を図る措置、訪問団の交換の強化、気候変動への対応、水資源管理、造船、国防、エネルギー、農業などの分野に関する協力プロジェクトの促進などで一致しました。また、国連や、ASEM,ASEAN, EUなどの国際条理で強調と協力を強化することにも合意しました。ズン首相は次のように語りました。
(テープ)
「私とルッテ首相は、東部海域での緊張情勢に深い懸念を示しました。ルッテ首相は2014年5月10日付のEU=欧州連合の声明や、2014年5月10日付のASEAN東南アジア諸国連合外相会議の共同声明を支持しました。これらの声明は、当事者に対し、1982年国連海洋法条約などを尊重するよう要請しています。又、双方は、航海の自由、安全保障の重要性を強調し、COC海上行動規範の早期制定を希望しています」
*今週、グェン・フー・チョン共産党書記長、および、グエン・タン・ズン首相はベトナム・中国協力指導委員会委員長との会合のためベトナムを訪問していた中国の楊潔チ(よう・けつち)国務委員と会見を行いました。この訪問に、ベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相は楊国務委員と会談しました。会談で、ミン副首相兼外相は「ベトナム共産党、政府、国民は中国との全面的友好協力関係を維持、強化することを重視している」と強調しました。ベトナム東部海域問題に関して、ミン副首相兼外相はホアンサ群島に対するベトナム領有権、1982年の国連海洋法条約に基づき規定されたベトナムの排他的経済水域と大陸棚の裁判権を強調すると共に、中国に対し、石油リグをベトナムの排他的経済水域と大陸棚から撤去し、国際法と国連海洋法条約に基づき、対話を通じて、緊張情勢を解決するよう求めました。一方、楊国務委員は「中国共産党、政府、国民はベトナムとの友好関係を重視する」と再度確認すると共に、両国は海上の情勢の安定化、両国関係の促進に力を入れるよう」希望を表明しました。また、楊国務委員はベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海に関する中国の立場を再度確認しました。
*今週、ハノイで、ADMMプラス=ASEAN国防相拡大会議の枠内で、地雷不発弾除去作業に関する専門家 ワーキンググループ(EWGs)の第1回会議が始まりました。会議で、国防省のグェン・チ・ビン次官は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムは長い戦争を経てきたので、現在、地雷不発弾が多く残されています。その被害は本当にひどいです。ベトナム国民が自分の故郷で、安心した生活を送れるように、私たちは地雷不発弾の除去にさらに決意を固めなければなりません」
*中国側がベトナム領であるチュオンサ群島に属するガクマ島の周りで海上施設を建設したことに関して、ベトナム外務省のレー・ハイ・ビン報道官は今週、「ベトナムはチュオンサ群島に対する主権を証明する歴史的証拠を十分に持っている。先頃、中国側はこの群島に属するガクマ島の周りで幾つかの海上施設を不法に建設した。この島が1988年3月に中国側に不法に占拠された。ベトナムは中国側の不法な行動に断固として反対するとともに、中国側に対し、DOC=海上行動宣言を遵守し、チュォンサ群島の周りの海域で建設活動を直ちに中止するよう求める」と明らかにしました。