山間部の子どもたちの通学を促進

(VOVWORLD) -9月5日に全国の幼稚園、小中高等学校の約2300万人の生徒は2022~2023学年度を迎えます。

 

山間部の子どもたちの通学を促進 - ảnh 1写真提供:sonla.gov.vn
北部山間部ソンラ省公安庁青年同盟と国境地方の教育機関は、現地の子どもたちの通学を促進するため、この数年間、「モックチャウの子供を引き取って養育する」というプロジェクトを実施しています。このプロジェクトの実施により、これまで、およそ2000人の子どもたちに学校での栄養満点の昼食が無料で提供されました。ソンラ省公安庁青年同盟の書記であるズオン・ハイ・アン中尉と同僚は、モックチャウ県ロンサップ村に出張した際に、このプロジェクトを立ち上げることを決心しました。
ハイ・アンさんは次のように明らかにしました。

(テープ) 

「白いご飯と一本の飲料水のペットボトルだけを下げて通学してくる多くの子供の姿を目撃しました。それがきっかけで、現地の住民を助けたくなったのです」

「モックチャウの子供を引き取って養育する」プロジェクトの実施から3ヵ月後に、フィエンカイ幼稚園の54人の園児の体質が改善し、身長が伸びてきました。

生徒の父親は次のように明らかにしました。

(テープ)

「子供たちは学校に通学したがっています。学校に行くとミルクやお菓子などをもらえるからです。特に、このプロジェクトは子供に昼食を提供してくれるので、家族は子供の昼食を準備する必要がなくなり、助かっていますよ」

これまでに、ロンサップ村にある9箇所の幼稚園がプロジェクトの対象となっています。ロンサップ幼稚園のグエン・ティ・クエン副園長は次のように語っています。

(テープ)   

「このプロジェクトは我が幼稚園を大いにサポートしてくれました。そのお陰で、不登校の園児が全くいなくなる一方、栄養たっぷりの美味しい食事をとれるようになっています。従って、園児たちは勉強に夢中になり、より速く賢くなっていますよ」

他方、モックチャウ県とバンホー県にある小学校41校では、在学中の1878人の児童が「モックチャウの子供を引き取って養育する」プロジェクトの対象となっています。このプロジェクトが実施されてから2年経ちましたが、就学率は65%から100%に増え、栄養失調率は43%から0%に下がりました。

ハイ・アン中尉はさらに次のように語っています。

(テープ)

「プロジェクトの対象者となる児童にはそれぞれの識別番号が与えられます。昼食代は6800ドン(30円程度)です。1ヶ月を通しての登校日数は、22日~23日間ですが、昼食のおかず、たとえば魚、肉、豆腐、野菜などが毎週変わります」

山間部の子どもたちの通学を促進 - ảnh 2

ハイ・アンさんはこのように語り、去る今年4月に貧しい子どもの家庭に住宅を建設したと明らかにしました。彼は恵まれない子どものために今後更に多くの家を建設したいと思っているようです。

ハイ・アンさんは次のように語っています。

(テープ )

「今後、ソンラ省にある全ての仮設学校の代わりに強固な学校を建設する予定です。そのほかにも、困難な状態の子どものために約100棟の家の建設をサポートします」

ハイ・アンさんたちが実施してきた有益なプロジェクトは成果が広がり、コミュニティから支持されています。

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