持続可能な開発管理研究所のグエン・フォン・リン所長によりますと、子供のメンタルヘルスケアや、ライフスキル教育、長期的な物質的支援政策の実施において多くの緊急問題が出ています。

リン所長は次のように語りました。

(テープ)

「社会的距離措置をとっている地域に住む子どもをはじめとする一般の子どもに対する身体的、精神的健康への影響は明らかです。長い間 封鎖、隔離され、家を出られなかったら、子どもたちは確かに心理的に欲求不満や、悲しみ、うつの状態になる恐れがあります。これは、子どもの長期的発達に影響を及ぼす可能性があります。子どもたちは本当に大きな影響を受けています。国家管理機関、社会組織、企業、家族、学校、及び、コミュニティなどは、パンデミックによる子供への影響を最小限に抑える責任があります。」

さらに、新型コロナウイルスのパンデミックの影響で、多くの子どもが両親を亡くし、孤児になってしまいました。 これは彼らが克服しがたい痛みです。 これについて、リン女史は、子どもたちが損失を部分的でも軽減できるように、多くの特殊のメカニズムをとる必要があると提案し、次のように語りました。

(テープ)

「 親を亡くした子どもの世話をする人は、その子どもの生理的欲求を理解した上で、子どもとの信頼関係を築く必要があると思います。このことを実現するためには、長い時間がかかります。子どもたちに　゛あなたは一人ではない″ことを信じさせてください。 この時に、子どもたちにとって最も大切なことは、周りの人たちが時間をかけて、子どもたちに愛情を与えることです。そうすれば、子どもたちが、安心して、自分の気持ちを表わせるようになります。」

労働傷病軍人社会事業省・子ども担当局は、2020年4月以降、複数の社会組織と連携して、隔離施設に収容されている子ども、及び、新型コロナウイルスの影響で孤児になった子どものケア、養護に関する手ほどきを発布しました。同時に、全国では、子どもを適宜に保護、支援するための活動が連続的に行われてきました。子どものケア・養護政策も全面的に作成されています。