チョン書記長がシハモニ国王と会談(写真:VOVNEWS)
今週の主な国内ニュース
今週、ベトナムのグェンフーチョン共産党書記長はカンボジアのシアモニ国王の招きに応じてカンボジアへの国賓訪問を行いました。訪問期間中、チョン書記長はシアモニ国王と会談したほか、チアシム上院議長、フンセン首相とそれぞれ会見しました。
また、プノンペン駐在ベトナム大使館の職員との懇親会に参加しました。席上、チョン書記長は次のように語りました
(テープ)
「外国におけるベトナムの代表機関の責任は重いです。皆さんは国の建設、発展、防衛事業に力を入れるべきです。経済的な利益も重要ですが、カンボジア向けの政治、社会の面での利益はもっと重要です。このため、カンボジア向けの援助を強化しなければなりません」
チョン書記長はこのように語りました
これを機に、双方は、共同宣言を発表しました。この宣言は「両国外交関係樹立45周年を記念するに当たり、2012年を『ベトナムとカンボジアの友好年』にする。今後5年、両国間の貿易額を50億ドルにする。ASEAN共同体作りなどにおいて協力関係を引き続き強化するとともに、地域の平和、安定に寄与する」などと明記しました。
フン国会議長がイギリス下院のリンセイ・ホイル第一副議長と会見(写真:VOVNEWS)
今週、グエンシンフン国会議長はベルギー、欧州議会、イギリスへの訪問を行いました。ベルギーで、ベルギー下院議長と会談し、欧州議会議長及びベルギー上院議長と個別会見した他、ベトナム・ベルギー企業フォーラムに参加しました。
8日夜、フン国会議長一行はイギリス下院のリンセイ・ホイル第一副議長と会見しました。これらの会談と会見で、各国の指導者らはいずれもベトナムを支持し、ベトナムとの関係を強化したい意向を表明しました。
ズン首相が作業部会に出席(写真:VOVNEWS)
6日、ハノイで、対ベトナム支援国のコンサルタント作業部会が開催されました。支援各国・組織は2012年の対ベトナムODA政府開発援助額として、74億ドルを公約しました。
これに関し、ベトナム計画投資省のブイ・クアン・ビン大臣は「ヨーロッパ諸国で公的債務危機が広がっている背景の中で、これは前向きな公約額である。これはベトナムの 経済構造の再構築に対する支援国の関心と支持を示している」と述べ、次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムはこの援助額を経済構造の再構築に効果的に利用します。 ベトナム政府は2012年に、経済成長モデルの改革、経済構造の再構築を一段と促進する決意を固めています。ベトナムは現在の試練を乗り越える為、支援国の支持とアドバイスを受けることを望んでいます」
ブイ・クアン・ビン大臣はこのように語りました。
会議の様子
今週、ハノイで、「2001年から2010年までの期間における国営企業の再編・刷新・発展・活動の効果向上プログラム」の実施状況 を総括し、「2011年から2015年までの期間における国営企業の再構築の方向」に関する案を討議する会議がグエンタンズン首相の主催のもと開かれました。
企業刷新発展指導委員会によりますと、この10年間、全国では4700社の企業が再編され、その内のおよそ3400社が株式化されました。しかし、「国営企業の調整、所有形態の転換、刷新、及び、活動の効果向上作業の効果がまだ高いとは言えない」とも指摘しています。
こうした中、政府は今後5年間における国家資本100%の企業1300社あまりをさらに再編し、その内の570社を株式化させる計画だということです。
青年ボランティアが少数民族の人々を手助けしている
5日午前ハノイで、ホーチミン共産青年同盟と国連ボランティアプログラムの主催により、「平和と発展のためのボランティア」と題する会議が開催され、国内外のボランティア組織の代表およそ250人が参加しました。
ベトナムのボランティア活動について、在ベトナムUNDP国連開発計画のヤマザキ・セツコ代表は「ベトナムのボランティア活動は長い歴史を持っており、毎年、国民数千人がボランティア活動に参加している。ボランティア活動は国家の問題の解決及び国の発展事業に寄与する」と評価しました。