* 今週、ハノイで開催中のベトナム国会第13期第3回会議では、農業・農民・農村向けの公的投資に関する政策と法律の実施や、弁護士法と電力法の改正案、協同生産組合法改正案、政府の追加報告、2012年初頭の経済社会発展計画、国家予算の実施状況、2011年の経済社会発展状況、国家予算実施状況、経済再構築計画などが討議されました。経済再構築計画は過去最重要な計画で、社会の注目を集めています。この計画には合理的な経済成長率の確保、マクロ経済の安定化、インフレ抑制、社会安全保障の確保といった総合的な目標が盛り込まれています。ビントゥアン省選出のゴ・ドゥム・マィン(Ngo Duc Manh)議員は「経済再構築を国際社会への参入と結びつける必要がある」との見解を示し、次のように語りました。
(テープ)
「国際社会への参入という問題を重視する必要があります。これを国を刷新・発展させるための任務と経済再構築事業の重要な条件として見なさなければなりません」
マイン議員はこのように語りました。
* 5日、ベトナム中部のクアン・チ(QuangTri)省ドンハー(DongHa)市で、第13回ベトナム支援国コンサルティンググループ中間会合が開催されました。今回、ベトナムのマクロ経済状況や、貧困解消事業の成果、自然災害による損傷の管理、ODA=政府開発援助の使用の透明性、国営企業の活動が討議されました。会議で、ホアン・チュン・ハイ副首相は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナム政府は各国の援助を高く評価しています。支援国は今後もベトナムの経済社会発展事 業や持続的な貧困解消事業を引き続き援助するよう希望しています。我々はその援助を効果的かつ透明的に使用すると公約します。この会合はベトナム政府と支援 国との協力関係の促進に寄与するよう望んでいます」
ハイ副首相はこのように語りました。
* ベトナムのチュオン・タン・サン国家主席の招きに応え、アルメニアのサルグシャン大統領は今月8日と9日の両日、ベトナム公式訪問を行いました。8日、ハノイで、サン国家主席とサルグシャン大統領は会談し、関係強化策などについて話し合いました。会談後、双方は共同声明を発表したほか、経済、貿易、科学技術など両国間の協力文書の締結式に立ち会いました。
* 今週、ベトナム南部のバリアブンタウ(BaRiaVungTau)省で、「海と島の週間」が開催されました。その枠内で、「ベトナムの島、群島の経済潜在力と生態環境」をテーマ にした第4回ベトナム海洋フォーラムが開かれました。これは、海洋経済発展へ向けたベトナムの各部門や各地方の努力を示す有意義な出来事の一つとみられています。
* 今週、国内各地で、6月5日の世界環境デーに対応する様々な活動が開催されました。ハノイや、ホーチミン市、クアンニン省、カインホア省等で大規模な集会が開かれました。これらの活動は環境保全に関するする国民の認識向上を目指すものとみられています。
* 今週、フランス・アカデミー学院は各分野で多大な貢献をした学者らに2012年の賞を授与しましたが、アメリカ在留ベトナム人のチン・スァン・トァン(Trinh Xuan Thuan)教授もこの賞を受賞しました。これはトァン教授だけでなく、ベトナム科学界の共通の喜びとみられています。