GEFにおけるベトナムの役割

(VOVWORLD) - 6月23日から29日にかけて、中部ダナン市で、GEF=地球環境ファシリティの第6回総会及び関連会議が行われました。これには代表者らおよそ1500人が参加しました。総会はグロバールな環境問題への対策を提出するとともに、戦略的投資協力関係の構築・強化、2018~2022年期の環境プロジェクトへの財源調達を目指すものです。

 2018年のGEF総会の主催は、ベトナムが地域と世界各国に自国を紹介し、相手国との協力を強化するチャンスと見られています。ベトナムは1994年12月5日にGEFに加盟し、多分野での総合プロジェクトの立案や、GEFの各フォーラムとプロジェクトの評定活動へ効果的な参加などを通じて、GEFの刷新政策を積極的に展開してきました。

ベトナムでのGEFの活動を運営するために、政府はGEF事務所を発足させました。これまで、ベトナムのGEF事務所は環境に関する107件のプロジェクトを実施するために4億5718万ドルの支援金を集め、ベトナムや世界での環境問題解決に多大にに貢献してきました。

第6期GEFにおいて、ベトナムは気候変動対応や、土壌劣化対策、生物多様性の3つの分野に関わるおよそ2600万ドルの資金を受けています。その他、GEFはベトナムの化学物質や、廃棄物、森林の持続可能な管理などの分野におよそ1500万ドルを支援しています。

GEF総会の際に、食糧安全保障や、循環経済、プラスチックなどの海洋ごみ問題の解決、持続可能な開発のための2030アジェンダの実施などに関する円卓会議が行われました。

第6回GEF総会の主催を通じて、ベトナムは、国際社会の責任あるメンバーとして地球環境問題の解決に向けて世界各国と力を合わせたい意向を示しました。また、気候変動対応や、生物多様性の保護、土壌劣化対策、森林管理、観光振興、文化などの分野で協力チャンスの模索を図りました。

 

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