10月1日からの一週間の主な国際ニュース

では先週の主な国際ニュースをお伝えします。

*11月6日行われるアメリカ大統領選挙に向けた民主党のバラク・オバマ大統領と共和党のミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事の両大統領候補による第1回テレビ討論会が、デンバー大学で行われました。両候補の直接対決は初めてです。高い失業率などを踏まえ、ロムニー氏はオバマ政権の経済政策を厳しく追及するなど激しくぶつかりあいました。

*シリアの反体制派が、トルコ南部ハタイ県との国境近くにあるシリア政府軍の基地を制圧しました。基地に掲げられていた反体制派武装組織「自由シリア軍」の旗を確認しました。トルコ側住民も基地内の3階建ての建物に、旗が掲げられるのを目撃しました。 シリア、トルコ国境ではシリアからトルコへの越境砲撃を機に緊張が高まっています。ロイター通信などによりますと、3日にシリアからの砲撃で5人が死亡したト ルコ南東部アクチャカレで7日、再びシリアからとみられる砲弾が着弾しました。トルコ軍は5日連続で報復攻撃をしました。

*7日行われたベネズエラの大統領選の投票で、現職のチャベス大統領が当選したことにより、社会主義革命はさらに6年間継続されることになりました。事前の世論調査によりますと、与党ベネズエラ統一社会党が支持するチャベス氏と、幾つかの野党勢力が支持する野党統一候補のミランダ州知事のエンリケ・カプリレス氏が大接戦となっていました。
多くの有権者は夜明け前に起きて、午前6時の投票開始時間直後に投票しました。

*フィリピンの首都マニラで、AMF3=第3回ASEAN東南アジア諸国連合海洋フォーラムが開幕し、東南アジア地域諸国の高官と専門家多数が参加しました。今回のフォーラムでは、地域内の航海の安全保障、海洋環境保護、エコツアーの促進、漁獲規制などの問題が集中的に討議されました。フィリピンのエーリンダ・バシリオ政策担当外務次官は「今回のASEAN 海洋フォーラムはASEAN安全保障・政治共同体の枠内で航行協力を強化するため開かれたものである」と明らかにしました。フォーラムの一環として、5日、日本や、中国、アメリカなどASEANの対話諸国の代表は第1回ASEAN 海洋拡大フォーラムに臨みました。

 

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