* 9日、インドネシア・ジャカルタのASEAN東南アジア諸国連合事務局でベトナムのレルォンミン氏が正式に事務局長に就任しました。事務総長職は加盟10カ国が5年ごとの持ち回りで、担当し、ミン氏の任期は2013年1月1日からでベトナム人の事務局長就任は初めてです、就任式でミン事務総長は、2013年から2017年までの任期において、ASEANと東アジア地域の平和、安定、発展事業並びに2015年をめどにASEAN共同体作りに全力を挙げて取り組むことを公約しました。
* ベネズエラのチャベス大統領の兄であるアダン・チャベス氏は12日メディアの取材に対し、「現在、キューバで治療を受けているチャベス大統領は経過が良く、健康は回復しつつある」と述べました。 ベネズエラのマドゥロ副大統領も11日、チャベス大統領の見舞いに、再度キューバを訪れたということです。 ベネズエラ政府が3日明らかにしたところでは、チャベス大統領は肺の感染症を発症し呼吸困難になり、重篤な状態になり、現在、治療を受けています。 チャベス氏は今月10日大統領就任式に出席する予定でしたが、9日ベネズエラ最高裁判所はチャベス氏は新しい任期を始めることができるとし、宣誓式の延期 を認めました
* 7日、アフガニスタンのカルザイ大統領が訪米し、オバマ大統領と11日、ホワイトハウスで会談しました。カルザイ大統領は10日、国防総省でパネッタ国防長官とも会談し、会談で双方は、NATO北大西洋条約機構を中心とするISAF国際治安支援部隊が2014年末にアフガンから撤収した後も駐留を続けるアメリカ軍の規模などについて意見交換しました。現在、アフガンに駐 留する米兵は6万6000人です。ISAF撤収後はアフガン側が治安権限を担いますが、アメリカの軍はアル・カーイダなどテロ組織の掃討作戦を行う特殊部隊や、能力不足が 指摘されるアフガン治安部隊の訓練要員を駐留させる方針です。
* インド陸軍当局者によりますと、同国とパキスタンが領有権を争うカシミール地方の実効支配線(停戦ライン)付近で8日、パトロール中のインド軍兵士が実 効支配線を越境してきたパキスタン兵士の攻撃を受け、2人が死亡、2人が負傷しました。インド軍の検問所が攻撃を受けたとの報道もありました。インド国防省は同日夜の声明で「挑発的な行動」とパキスタンを非難しました。パキスタン軍報道官は攻撃を否定し、インド側の「プロパガンダ」だと反論しています。両国間では6日も実効支配線付近で銃撃戦があったばかりです。パキスタン側はインド軍の急襲で兵士1人が死亡したとしており、報復の可能性もあります。カシミール問題で過去に戦火を交えた両国関係は、相次ぐ衝突で緊張が高まっています。