* 先週、新年を迎えたオーストラリアのシドニーでは観光名所のオペラハウスなどが並ぶ「ハーバーブリッジ」の周辺には150万人以上の見物客が訪れ、夏の花火を楽しみました。一方、北京では、2008年にオリンピックのメイン会場となった「鳥の巣」スタジアムで、年越しイベントが行われました。北京は、今年7月に開催都市が決まった2022年の冬のオリンピック・パラリンピックに立候補したものの、雪不足が指摘されています。一方、中東のドバイ、世界で一番高いビル「ブルジュ・ハリファ」に設置されたおよそ7万個のLEDパネルと、ビルの側面から打ち出される花火によってきらびやかなショーが繰り広げられました。また、イギリスのロンドンでもテムズ川で1万2000発の花火が打ち上げられ、およそ10万人が酔いしれました。更に、フランス・パリの凱旋門で行われたのはプロジェクションマッピングで、新しい年を迎えると同時に、凱旋門が燃えてしまわないか心配になるほどの激しい花火が夜空を彩りました。
* インドネシアからシンガポールに向かう途中に消息を絶ったエアアジア機について、インドネシア政府は先週、捜索活動を再開させ、乗客・乗員の安否が分からないなか、乗客の家族などからは一刻も早い機体の発見を望む声が高まっています。
* 先頃、アフガニスタンで2001年以降、治安の維持にあたってきたISAF国際治安支援部隊が戦闘任務を終えることを記念する式典が行われました。 式典には、アフガニスタンのガニ大統領やアメリカ軍の関係者らが出席しました。国際治安支援部隊は、タリバン政権が崩壊した2001年、反政府勢力を抑え、治 安の安定をめざして活動を始めました。アメリカなどNATO=北大西洋条約機構の加盟国を中心に13年間、活動してきましたが、2014年いっぱいで任務を終了しました。2015年以降はアメリカ軍などが1万人規模で駐留を続け、アフガン治安部隊の後方支援にあたるとしています。しかし、アフガンでは依然、反政府勢力タリバンによるテロが相次いでいて、国際的な支援の枠組みが縮小した後、どのように治安を維持するかが課題となっています。