8月1日からの一週間の主な国際ニュース

* 先週、インドネシア警察は過激派組織「イスラム国」(IS)の指示で隣国シンガポールを標的にしたテロを企てたなどとして、インドネシア人の男の容疑者6人を逮捕したと発表しました。観光名所のマーライオン公園などがあるマリーナ湾周辺にロケット砲を撃ち込もうとしていたといいます。

*  ISに関しても、アメリカの司法省は、過激派組織「イスラム国」(IS)に協力しようとした容疑で、首都ワシントンの鉄道警察官のニコラス・ヤング容疑者を逮捕したと明らかにしました。

*  先週、軍事政権下にあるタイで、新憲法草案の賛否を問う国民投票が行われました。即日開票され、賛成が反対を大きく上回り、草案を承認しました。これにより、実質的な「軍政延命」に道が開かれ、軍が長期間にわたり強い政治的影響力を保持することが可能となります。草案に反対してきたタクシン元首相派には大きな打撃で、政治勢力図が今後、大きく塗り変わることになりそうです。

*  先週、朝鮮民主主義人民共和国が中距離弾道ミサイル「ノドン」とみられるミサイルを発射したことに対し、国連安全保障理事会メンバー国は「地域の安全保障と核不拡 散体制を侵害し、安保理決議に違反するもので、受け入れられない」(フランス外務省)などと危機感を共有しました。日米韓の要請で3日午後に緊急会合を開催しました。

*  先週、リオオリンピックの開会式は現地時間5日金曜夜、7万6000人が参加する中、リオデジャネイロのマラカナン・スタジアムで行われました。国連のパン・ギ・ムン事務総長は、今回のオリンピックの開会式に寄せたメッセージの中で、世界の平和や友好を求めました。リオオリンピックは、17日間に渡り、世界207ヶ国 からの1万1200人の選手が、306の種目で競技することになっています。

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