Covid-19との闘いの積極的な兆し

(VOVWORLD) - この100日間、世界は新型コロナウイルスによるパンデミックに直面しており、感染者と死亡者数が連続的に増加しています。しかし、各国の努力により、積極的な兆しが出ています。

先週から、欧州のいくつかの国では、新たな感染者数が徐々に減らしています。したがって、これらの国は復活祭の際に感染者数が急増することについて警戒感を高めながら、制限・隔離措置を緩和することに言及しています。パンデミックの中心となっているアメリカでも楽観的な情報が出ています。

先週、同国で新型コロナウイルスによる死者が1万8000人を超えましたが、ワシントン大学保健指標評価研究所(IHME)の研究者は、1日当たりの死者数は米国時間10日にピークを迎える可能性があるとの見方を示しています。従来のモデルに基づく試算では、1日当たりの死者数のピークを12日とみていました。

IHMEによりますと、病床や人工呼吸器といった医療資源の使用については、先の試算と同様に11日ごろピークを迎える見通しです。

一方、中国当局は8日、新型コロナウイルスの感染が世界で最初に確認されて多くの犠牲者を出した湖北省武漢市の事実上の封鎖措置を2カ月半ぶりに解除しました。北京を除く国内航空路線の運航を再開し、市民が高速鉄道や高速道路を利用して武漢市からほかの都市に移動できるようになっています。

WHO=世界保健機関もグッドニュースを伝えており、「多くの国で、60種類以上のワクチンが開発されている」と明らかにしています。こうした中、各国は団結精神を示しています。EU=欧州連合は貧困国の疫病予防対策を支援するために150億ユーロを拠出する予定だと発表しました。

各国や、国際組織、科学界などの努力により、新型コロナウイルスによるパンデミックが早期に収束することが期待されています。

ご感想

他の情報