世界、新型コロナとの闘いで力を合わせる

(VOVWORLD) -全世界で新型コロナウィルス感染症が複雑に推移している中で、各国はグローバルな試練を解決するために互いに団結し、協力し合っています。
世界、新型コロナとの闘いで力を合わせる - ảnh 1(写真:THX/TTXVN)

第76回国連総会第三委員会の一般討論会で、75カ国が共同で、全世界の団結をアピールしていることはその証とみられています。

現在、新型コロナウイルスが拡大し、ワクチンの分配が不公平であることに対して、「各国は団結を強化し、一日も早くワクチンの公平分配を実現させ、一致・団結して共同で人類の衛生・健康共同体を構築するべきである」と訴えています。

討論会では、「ワクチンはウイルスに抵抗できる強力な武器である。ワクチンは全世界の公共財としては、まだ公平な分配を実現していない。アクセシビリティとアフォーダビリティは早く解決しなければならないことだ。人は誰でも生命の権利と健康の権利を享有する。各側はすべての国、すべての人を漏らすことなく公平で合理的なワクチンの分配を促進し、共同で感染症に打ち勝つよう努力をすべきである」という意見が相次ぎました。コバックスファシリティを通じた新型コロナウイルス感染症ワクチンへの世界的に公平なアクセスを目指し、世界中の指導者からの更なる支援を求めるため、共同声明も発表されました。

また、アメリカと欧州連合(EU)は、世界的なパンデミックに立ち向かうための共同アジェンダを発表し、コバックスとのワクチン供給と重要な準備活動の支援を再度強調するとともに、他国にも同様の取り組みをするよう呼びかけました。特に、プロセスの持続性を最大限に高め、ワクチンの廃棄を最小限に抑えるために、予測可能で効果的なワクチン供給の重要性を強調しました。これまでの誓約に基づき、欧州チームは2022年半ばまでに5億回分のワクチンを提供することを約束しました。

また、ホワイトハウスは、1年後の次回の国連総会までに世界の人口の少なくとも70%のワクチン接種完了を目指すとする、WHO=世界保健機関の目標を支持するとしていて、バイデン大統領は会合でほかの先進国にもワクチンの提供を呼びかけました。

パンデミックが全世界を脅かしているなかで、世界各国間の団結と公平で合理的なワクチンの分配は、新型コロナを制御するための鍵とみなされています。これは、世界の平和・安全・安定の確保、パンデミック収束後の回復と成長に前提を作り出すものでもあります。

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