先週の主な国際ニュース2月2日から

*先週、ISISイスラム国がヨルダン人パイロットを殺害したとみられることを受けて、ヨルダン軍はISISへの空爆を再開しました。この攻撃によってISISの戦闘員50名以上が死亡したという情報もありました。空爆再開のきっかけは、ISISが拘束されていたヨルダン人パイロット、ムアーズ•カサースベ中尉を殺害したとみられる映像を公開したことです。ヨルダン軍は動画を確認後「本物である」との声明を出しました。空爆に伴い、ISIS側は6日の空爆で2013年に拉致したアメリカ人女性が死亡したと発表していますが、真偽は不明です。

*トランスアジア航空(復興航空)のATR-72-600が2月4日、台北松山空港を飛び立った後、墜落しました。台北松山空港を離陸し、金門空港へ向かうGE235便として運航していたものです。台湾メディアのライブ映像によりますと、一部でライフジャケットを着用した生存者も確認できました。乗客は53名、乗員を含め58名と見られました。

*ウクライナ東部で政府軍と親ロシア派の戦闘が激化している問題で、ウクライナ、ロシア、フランス、ドイツの4か国の首脳は先週、首脳会談を開くことを目指すことで一致しました。 ドイツ政府などによりますと、ウクライナ、ロシア、フランス、ドイツの首脳が先週、電話で会談し、ウクライナ東部での紛争の沈静化に向けて11日にもベラルー シの首都・ミンスクで首脳会談を開くことを目指すことで合意しました。ウクライナ政府と親ロシア派は去年9月、停戦合意をしましたが今年に入って再び戦闘が激化しました。

*朝鮮民主主義人民共和国が先週、短距離ミサイル5発を日本海に向けて発射したことを受けて、アメリカ国務省は、直ちにあらゆる威嚇行為をやめ自制するよう求めました。そのうえで朝鮮民主主義人民共和国が来月、アメリカと韓国が行う予定の合同軍事演習の中止を求めていることを念頭に、「演習は防衛のためのもので、およそ40年間にわたって定期的に実施されている」として中止する考えはないことを強調しました。

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