6月26日から7月3日までの主な国際ニュース


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(写真:Telegraph)

*先週、イギリスのEU=欧州連合離脱の是非を問う国民投票では、離脱支持派の得票率が約52%に達し、残留支持派の約48%を上回って勝利を収めました。投票結果を受け、残留支持だったデービッド・キャメロン首相は辞意を表明し、離脱多数という国民の意思を尊重する意向を示しました。この問題に関して、イギリスのキャメロン首相は6月28日と29日の両日、ブリュッセルで開かれたEU首脳会議で離脱が賛成多数となった国民投票の結果を伝えた上、 離脱手続きに必要な正式通知を見送りました。イギリスを除く27加盟国はイギリス側に猶予を与えることを容認し、離脱交渉の開始はイギリスの次期首相就任後まで先送りされ ることになりました。しかし、イギリスは「Brexit(イギリスの離脱)」という自らの選択に対し、大揺れに揺れています。納得しない残留派からは不満が噴出し、国民投票のやり直しを求める署名の数は300万人を超えています。

*イラクの首都バグダッドで起きた爆弾テロ事件による死者は、少なくとも125人にのぼりました。犯行声明を出した過激派組織IS=イスラミックステートは、イスラム教のラマダンに合わせて各地でテロを呼びかけており、治安当局は警戒を強めました。この事件は、バグダッド市内のイスラム教シーア派の住民が多く住むカラダ地区で、3日未明、車に仕掛けられた爆弾が爆発したものです。イラクの治安当局者はこれまでに少なくとも125人が死亡し、150人がけがをしたことを明らかにしました。

*ロシア大統領府は6月27日、昨年11月にロシア軍機がトルコ領空を侵犯したとしてトルコ軍に撃墜された事件をめぐり、ロシアのプーチン大統領がトルコのエルドアン大統領から、事件に対し謝罪する内容の書簡を受け取ったと明らかにしました。しかし、6月28日、トルコ最大の都市イスタンブールの国際空港で、爆発と銃撃が発生し、31人が死亡しました。トルコの治安当局は空港を狙ったテロ事件とみて捜査しました。トルコ政府高官は自爆した実行犯3人の国籍はロシア、キルギス、ウズベキスタンだった。3人は役割を分担し、計画的に犯行に及んだ様子も浮かび上がった」と明らかにしました。

*イスラエルとトルコは27日、2010年のイスラエル軍によるトルコ支援船襲撃事件で極度に悪化していた外交関係を正常化することで合意し、正式に発表しました。両国は合意文書に署名し、召還した互いの大使を再派遣します。

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