8月11日からの主な国際ニュース

*    イラクのクルド人部隊は、イスラム教スンニ派過激派武装組織「イスラム国」が掌握した同国最大のダムであるモスルダム奪還に向け、作戦を実施しました。アメリカ軍は2日連続で周辺のエリアを空爆し、作戦を支援しました。

クルド人部隊の作戦について、クルド人当局者は先週、ダム奪還は成功していませんが、「その周辺エリアの大半」を掌握したと明らかにしました。

*     ウクライナ東部のロシア国境付近の緊張がさらに高まっています。攻勢を強める親欧米のウクライナ政府軍に親ロシア派の武装勢力は抗戦を続け、17日に はウクライナ軍の戦闘機を撃墜しました。ロシアとウクライナは同日、ドイツとフランスを交えた4カ国の外相会談をベルリンで開き、東部情勢の打開策を話し合 いました。

*     西アフリカのリベリアでエボラ出血熱に感染したリベリア人とナイジェリア人の医師3人に、米製薬会社が開発中の治療薬が投与されました。この薬はこれまで米国人2人とスペイン人司祭に投与されましたが、アフリカ人の治療に使われたのは初めてで、アメリカ人2人は投与後に症状が改善したとされますが、スペイン人司祭は死亡し、製薬会社は既にこの薬の在庫は尽きたと明らかにしています。

世界保健機関は感染者に未承認の治療薬を条件付きで投与することを容認しましたが、現段階で流行を抑えるだけの十分な量を供給できる治療薬やワクチンはないとも指摘しています。

*     ロシアのプーチン大統領が先週、クリミア半島を訪問しました。プーチン氏のクリミア入りは5月以来、2回目です。ウクライナ情勢を巡って同国や欧米主要国で広がる対露警戒感が一層、強まりそうです。ロシアがウクライナ東 部へ向けて送った人道支援物資を巡っても、両国政府の応酬が続いています。

*     10月5日投票のブラジル大統領選挙に立候補していたブラジル社会党の党首のエドゥアルド・カンポス氏が13日、乗っていた小型飛行機が墜落し死亡しました。地元消防局によりますと、カンポス氏を乗せた小型機は悪天候のなか、サンパウロ南方にあるサントス市の空港に着陸する準備中に付近の住宅地に墜落し、カンポス氏を含め、搭乗していた7人全員が死亡しました。

 

 

 

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