(VOVWORLD) -ここ数日、ハノイは快晴の日々が続いています。朝晩は涼しいものの、日中は日差しもでて汗ばむほどになります。皆さんのお住まいの街はいかがですか?
ご機嫌いかがですか、皆さん。タオです。
ここ数日、ハノイは快晴の日々が続いています。朝晩は涼しいものの、日中は日差しもでて汗ばむほどになります。皆さんのお住まいの街はいかがですか?
リスナーの皆さん、先週の11月15日は、作曲家バンカオの生誕100周年記念日です。今日のこの時間は、彼の不朽の名作をお届けしましょう。
ベトナムの著名な作曲家バンカオさん、本名グエン・バン・カオは、1923年に港湾都市ハイフォンで生まれました。彼は様々な名曲を作詞作曲し、中でもベトナムの国歌となっている「進軍歌」が有名です。バンカオさんは1995年に亡くなりました。ベトナムの音楽界と革命事業への大きな貢献により、彼はベトナム政府から、国の最高賞である「ホーチミン賞」を受賞しました。
では始めに「夢の谷川」(Suoi mo)をどうぞ
「夢の谷川
夢の谷川、森の緑をぬって流れる
両岸(りょうぎし)は濃い緑に染まっている
谷川よ、いとおしい源よ
水面(みなも)はひとかげを写す
谷川は小鳥たちと共に歌う」
お聴きいただいた曲は「夢の谷川」でした。
つづいて、「初めての春」(Mua Xuan Dau Tien)をどうぞ
「ツバメと共に春がやってきた
その日はいつもと同じようにやってきた
鳥のさえずりが聞こえる
家々から煙が立ちのぼる
しかし、この春は国が統一されて初めての春だ
母は戦場から帰ってきた息子に会える
夢に見た春がやってきた」
お聴きいただいたのは「初めての春」でした。
おしまいに、「収穫の日」(Ngay Mua)をどうぞ
「故郷に収穫の日がやって来た
稲穂はささき、歌う
故郷の田んぼが黄色に染まる
収穫の日、村中がうきうきとした気分に包まれる
稲穂よ、香りの良い籾一つ一つが舞い落ちる
村のすべての人が収穫の日を楽しむ」
お聴きいただいたのは「収穫の日」でした。
いかがでしたか、皆さん、今日はバンカオさんの不朽の名曲をお届けしました。それでは今日の音楽散歩道はこれで終わります。来週、またお会いしましょう。