ベトナムの作曲家、チンコンソンさんの歌


 音楽散歩道

リスナーの皆さん、お元気ですか

今日のこの時間はベトナムの作曲家、チンコンソンさんの歌をお届けします。チンコンソンはベトナムの有名な作詞家であり、作曲家です。彼のメロディーはもちろん、詞の内容も哲学的(てつがくてき)で深い意味を持っています。更に、作品は人間の悲しみや哀愁、苦しみや幸せな瞬間を表現したものですが多く、たくさんの人々に愛されています。

でははじめにチンコンソンの歌「愛しあおう」をお送りします。

「暗い日々を忘れるために

愛しあおう

明日この世を去るとしても

愛しあって

ともに幸福と苦しみを分かちあい」

 ベトナムの作曲家、チンコンソンさんの歌 - ảnh 1
チンコンソン

チンコンソンさんは1957年、歌曲作品創作を開始しました。その時代に、古都フェ市にある大学の音楽活動に積極的に参加しました。

彼は男女の愛を描いた数々の歌を作曲しました。

では次に、「海は君を思う」をどうぞ

「明日、君は去ってゆく

海は君の名前を呼ぶ

海は柳の魂を呼ぶ

夜中に海は白い砂浜を呼ぶ

明日 君は去ってゆく

山は君を待ち侘びる

砂、石さえも君を待っている

1960年にチンコンソンさんは賑やかなホーチミン市に離れて古都フェに戻りました。白い伝統衣装アウザイを纏い、故郷の大学の庭でゆっくり歩む女子大学生の姿は彼の胸に焼きつき、甘いメロディーを織り上げました。この歌はその時期に一番有名な歌曲と評されました。


ではおしまいに「美しい瞳」をお聞きいただきましょう。

「雨が古い塔に舞い降り

落ちた葉の声と君の足音(あしおと)

今日の午後、雨はそのまま降っている

君は来ないだろう

雨の中で、思い出を忘れない

私のそばに寄り添ってもらいたい」

いかがでしたか、皆さん、今日は作曲家、チンコンソン作詞、作曲の歌をご紹介しました。それでは今日の音楽散歩道はこれで終わります。又来週のこの時間をお楽しみにごきげんよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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