ご機嫌いかがですか、皆さん。トゥーハです。
今日のこの時間はベトナムの著名な作曲家ドーニョアン(Do Nhuan)の歌をご紹介いたします。
作曲家ドーニョアンは1922年ハイスォン省に生まれ、17歳で音楽の創作活動に入りました。1943年から革命運動に参加し、当時の高揚した状態の歌をたくさん作っています。1991年に亡くなりましたがベトナム作曲家協会の初代会長であり、有名な音楽作品を生み出しました、その中に「CO SAO」という歌劇があります。
今年生誕90周年を祝って、先週、このコンサートが1976年以来36年ぶりにオペラハウスで上演され、話題になりました。
このような作曲家ドーニョンの「タオウ河の遊撃隊」(Du kich song Thao)をどうぞ
「故郷へと流れる限りなき川、
川の終わりの船着場に帰るのは誰
緑の風に包まれたサトウキビ畑、茶畑
とうとう流れる川
船着場に集まる数え切れない遊撃隊たち
勝利の喜びに沸く」
続いて「冬のセーター」(Ao mua dong)をお聞きいただきましょう。
「冷たい風がやって来た
セーターを編むたくさんの人
雲と共にやってくる風
冬の夜中、兵士のためのセーターを編む多くの人々」
1954年、ベトナム軍は北部山岳地帯ディンビエンフーでフランス軍を打ち破り、100年にわたるフランス植民地支配に終止符を打ちました。この勝利を祝うため、作曲家ドーニヨンは「ディンビエンの勝利」(Chien thang Dien Bien)をつくりました。では最後に「ディンビエンの勝利」をどうぞ
ディンビエンが解放された
ベトナムの兵士たちは故郷に進軍した
花が満開になる季節、喜びに沸く西北部の人々
植えを終えたばかりの田んぼで
ほら、子供たちが踊っている」
いかがでした、皆さん、今日は作曲家ドーニョアンの歌をご紹介しました。それでは今日の音楽散歩道はこれで終ります。来週のこの時間をまたお楽しみにご機嫌よう。