戦争により犠牲になった人をテーマにした歌



リスナーのみなさん、今日は。ホアイです。

まもなく、7月27日のベトナム傷病軍人戦没者の日がやってきます。今日のこの時間は戦争により犠牲になった人をテーマにした歌をお届けします。

始めは、若くして亡くなった「ボー・ティ・サウさんの恩を忘れない」 Biet on chi Vo Thi Sauです。

彼女はフランス植民地時代に、12歳の時から革命運動に関わり、15歳の時には手榴弾を使ってフランス将校とフランス兵を死傷させたとして罪に問われました。それから18歳までの3年間、監禁され取り調べを受けた後、生きて帰れないといわれたコンダオ島の牢獄に送られ、18歳の時に処刑されました。

サウさんの不屈の精神は若い人々の憧れでもあり、幼稚園や小学校の名にもなっています。

では、どうぞ。

ほら白い花が咲いている

でも、君の姿はもう見る事は出来ない

君は人々の幸せのために身を捧げた

故郷の山や川は今も君の名前を呼んでいる

君の歌声はベトナムの人々の心の中に刻まれている」

次に「草原の物語」(Chuyen tinh thao nguyen)をどうぞ。

娘は夕暮れになると細い坂道をくだり

清らかな流れの水を汲みにいく

それは愛する彼のため

彼は戦場帰りの傷病軍人

彼の手がもう琴を弾く事はない

彼はいとおしそうなまなざしで娘を見つめる

娘は傷病軍人を心から愛している

続いて、「忘れられない歌」(Bai ca khong quen  )

私には忘れられない歌がある

これはかつての戦争中、国のために命を落とした私の戦友に関するうた

私には忘れられない歌がある

夜毎、歌われる母の子守唄

今、平和のなかで生活を送っている私はいつまでも、かつての歌を忘れることができない

いかがでしたか、みなさん。今回は、傷病軍人戦没者をテーマとした歌をお送りしました。

それでは、今日の音楽散歩道はこれで終わりです。来週のこの時間を又お楽しみに。ご機嫌よう。

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