ご機嫌、いかがですか、皆さん。
4月最初のこの時間はベトナムの有名な作曲家、ホァンバン(Hoang Van )をご紹介します。
1930年、ハノイに生まれた作曲家ホァンバンは芸術大学を卒業したものの音楽が大好きでした。そして、ベトナム政府の奨学金を得て、北京の音楽院で学びました。1954年、ホァンバンは世界的に大きな反響を呼んだデェン・ビェン・フー作戦勝利を目の当たりにした後、「大砲を引く」という歌を作曲しました。
でははじめに「大砲を引く」(Ho keo phao)をどうぞ
「兵士達よ、大砲を引き上げましょう、
峠を越える大砲
兵士達よ、大砲を引き上げましょう。
山を越える大砲
兵士達の決意は山よりもっと高い」
作曲家ホァンバンは「戦争の馬」と呼ばれています。午年生まれの彼は抗仏闘争と抗米闘争という二つの戦争の激しい歳月を潜り抜けて、ベトナム民族救国闘争のための数多くの有名な歌を作曲してきました。
次に「あの時代の戦士」(Nguoi chien si ay)をどうぞ
「その戦士、誰は彼と一度しか会わなければ
必ず、民族の英雄を忘れられない
その戦士、激しい戦争の歳月にわたり、森や海へと行軍した
すべての激しい戦場を駆け巡った。
国の独立のため、身を捧げた」
ベトナムが統一されてからの1975年以来、作曲家ホァンバンは国内の多くの地方に足を運び、国を讃える歌を作曲しました。彼の作った歌は時を経ても、ベトナムの人々の心にいつまでも生き続けることでしょう。
ではおしまいに「我が故郷ベトナム中部、クァンビン」(Quang Binh Que ta oi)をどうぞ
「なぜ私の故郷に新しい家があるの?
幾多の苦労を潜り抜けて今日の豊かさがあるよ
なぜ故郷に多くの緑の田畑があるの
昔の辛い日々を振り返ってみよう
私の故郷クァンビンよ、
あれから10年経った、私の故郷は大きな変貌を見せている」
いかがでしたか、皆さん、今日はベトナムの有名な作曲家ホァンバンをご紹介しました。また、来週お会いしましょう。