ご機嫌、いかがですか皆さん、
ベトナムには様々な民謡がありますがチェオという民謡はベトナム民間に伝わる歌劇の一つです。北部ホン川デルタ地域で盛んになったこの歌劇は村祭りでよく上演されてきましたが現在は国立チェオ劇団が国内だけでなく外国でも公演をしており、大きな反響を呼んでいます。この民謡はベトナムの民衆オペラとも呼ばれています。
そんなチェオの中からベトナムのベテラン民謡歌手ホンガット(Hong Ngat)の歌で「花の季節」をどうぞ。
故郷の伝統的民謡チェオを保存するため、ベトナム各地でどこにも民謡チェオを歌うクラブがあります。特に、ハノイの郊外にあるドンリム寺で、この20年間活動を続いているチェオを歌うクラブも残っています。
このお寺のチクタインフォン高僧はこのクラブを設立しました。
チクタインフォン高僧は次のように語りました。(テープ)
「私は故郷の民謡、特にチェオが大好きです。若い世代の中で、チェオを朗々と歌える女の子が多くいます。ですから、私は寺でチェオクラブを設立しました。このクラブは大きな意義を持つ慈善活動です。」
では次に「故郷」をお送りします。
生活の流れとともに、民謡チェオクラブの活動や国立チェオ劇団の公演は
ベトナム民族の伝統文化色保存事業に積極的に寄与しています。
この民謡はベトナムで保存だけでなく、世界各国でも広く紹介されるよう希望しています。では最後に「黄昏」というチェオのもう一曲お聞きいただき、今日の音楽散歩道を終わります。また来週、お会いしましょう。