作曲家グェンタイトェー
お元気ですか皆さん、トゥハーです。
今日のこの時間はベトナムの有名な作曲家グェンタイトェーさんの創作活動についてご紹介いたします。
作曲家グェンタイトェーさんは1936年ベトナム中部ゲーアン省に生まれました。美声を持つ彼は1955年ベトナム国家の歌舞団の歌手になり、1958年まで北部山岳地帯にあるイエンバイ省の歌舞団の団長となりました。北部少数民族の民謡のメロディーはそのアーティストの心に染みとおり、故郷、祖国およびホーチミン主席への愛を讃える歌になりました。
でははじめに「パクボの森からの歌声」をどうぞお聞きください
この歌は「山の頂上を見上げる、
青い雲がゆっくり流れる
谷川の流れがサラサラと
今日の夕暮れ、誰かの歌声が峠に響き渡る
ホーおじさんがこの地を訪れているかしら
水の流れがホーおじさんの足元に囁いて歌っている、清楚な花が突如土の中から咲いている」と歌っています
が歌う「パクボの森からの歌声」でした
1960年代、作曲家グェンタイトェーさんは数々の歌を創作しました。その中で。1963年「沖合へ向う」という彼の歌はベトナム作曲家協会主催による歌コンクールで一位に輝きました。グェンタイトェーさんの作った歌の殆どは各地方の民謡を基調にするもので、国内で長年にわたり大きな反響を呼びました。では続いてグェンタイトェーの作曲による歌「沖合に向う」をお送りします。
この歌は「海面に輝く夕暮れの日差し
夕暮れは砂浜にまぶしい日差しを送っている
風を乗る船は帆を上げて、沖合に向う
歌声は遠いところの恋人への愛のメッセージである
海面では魚が泳ぎ遊んでいる
波と共に、船は沖合に向っている」と歌っています
が歌う「沖合いに向う」でした。
グェンタイトェーさんは現在74歳ですが今なお創作活動に力を注いでいます。彼はいつも「音楽は僕の幸せである」と言いました。ではおしまいに「春、友を呼ぶ」をお送りします。
いかがでしたか、皆さん、今日はベトナムの作曲家グェンタイトェーの作曲による歌を3曲ご紹介しました。それでは今日の音楽散歩道はこれで終わります。来週のこの時間を又楽しみにごきげんよう。