イスラエル総選挙 ネタニヤフ首相の右派政党 第1党の勢い

(VOVWORLD) -中東のイスラエルでは政治的なこう着状態が続く中、1年で3度目となる総選挙が行われ、開票が始まりました。地元メディアは出口調査の結果、ネタニヤフ首相の右派政党が第1党となる勢いだと伝えています。
イスラエル総選挙 ネタニヤフ首相の右派政党 第1党の勢い - ảnh 1     ネタニヤフ首相(写真:Getty)

2日に投票が行われたイスラエルの総選挙は日本時間の3日午前5時から開票が始まりました。

複数の地元メディアが伝えた出口調査に基づく議席予測では、ネタニヤフ首相が党首を務める右派政党「リクード」が、イスラエル軍の元参謀総長ガンツ氏が率いる中道会派「青と白」をややリードしていて、第1党となる勢いです。

イスラエルでは去年4月と9月に総選挙が行われましたが、「リクード」と「青と白」の獲得議席がきっ抗して連立交渉がまとまらず、1年で3度目となる今回の選挙で政治的なこう着状態が解消されるかが焦点となっています。

今回も、いずれの政党も過半数には届かない見通しで、仮に「リクード」が第1党になったとしても選挙後の連立交渉の行方は予断を許さない状況です。

ネタニヤフ首相は続投が決まった場合、ことし1月に盟友関係にあるアメリカのトランプ大統領が発表した新たな中東和平案を根拠にヨルダン川西岸の一部を併合する構えを見せていて、選挙結果が注目されます。

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