(VOVWORLD) - ベトナム国会は4日午後、ハノイで本会議を開催し、2024年の社会経済発展計画の実施状況と2025年の計画案について討論を行いました。チャン・タイン・マン国会議長が議事を主宰し、グエン・ドゥック・ハイ副議長が進行を務めました。
ダオ・ゴック・ズン大臣 |
会議では、国会議員から政府に対し、経済成長と事業支援を優先課題としながら、金融・財政政策の適切な運営とインフレ抑制の継続を求める声が上がりました。
この日の討論では、教育訓練相、労働傷病軍人社会事業大臣、農業・農村開発相の3人の閣僚が、国民と議員から寄せられた質問に対して説明を行いました。ダオ・ゴック・ズン労働傷病軍人社会事業大臣は次のように語りました。
(テープ)
「近年のベトナムの社会政策は適切に実施されており、特に貧困削減率は自然災害が相次ぐ中でも1.93%まで改善しました。また、労働生産性が目標の5.56%を初めて達成し、10月末にはG7から招待を受け、アジアで唯一、社会政策と障害者支援の取り組みについて報告を行いました」
グエン・ドゥック・ハイ副議長 |
会議の締めくくりとして、ハイ副議長は次のように語りました。
(テープ)
「国会議員の見解では、社会経済の回復が順調に進み、15の主要指標のうち14項目で目標達成の見込みです。GDP成長率は6.8~7%を予測しており、国民生活の保障と国際的地位の向上も着実に進んでいます。また、マクロ経済の安定維持、インフレ抑制、洪水被災者支援に加え、国家戦略プログラムの実施と公共投資の促進が不可欠だということです」
このように語ったハイ副議長また、残された課題については今後の会議で議論を継続することを明らかにしました。