オフシーズンにも外国人観光客で賑わうベトナム

(VOVWORLD) - 今年、ベトナムは閑散期とされる秋冬に外国人観光客が記録的に急増しました。この時期に、ホーチミン市、ハノイ、中部港湾都市ダナンは、多くの海外からの訪問者を迎えました。
オフシーズンにも外国人観光客で賑わうベトナム - ảnh 1ホイアン旧市街を訪れる観光客(baodautu.vn

7月末から8月初旬にかけて、ホーチミン市内のシェラトン・サイゴン・グランド・オペラ・ホテルはチェックインおよびチェックアウトで忙しくしています。同ホテルの総支配人ジュリアン・ウォン氏は、「今年初めから現在まで、ベトナムを訪れる外国人観光客の数が増加傾向にあり、特にビジネストラベル市場が成長している。ベトナムは投資家や経営者にとって魅力的な目的地であり、MICE観光市場において地域内で競争力を持っている」との見解を示しました。

一方、ホーチミン市の一部の3つ星および4つ星ホテルでは、第2四半期の客室稼働率は約65〜75%に達し、第1四半期と比べてわずかに減少しましたが、閑散期であることを考えると依然として明るい兆しであるとしています。そのほとんどは韓国、オーストラリア、インドなどからの個人旅行者です。

大手旅行会社べトラベル社のマーケティング担当社長、グエン・グエット・ヴァン・カーン氏は、同社が成長を記録していることを報告し、特にインドと東南アジアの主要市場の回復率が前年の1.8倍から3倍に達しており、ヨーロッパ、オーストラリア、アメリカ、アフリカの市場も好調であると述べました。多くの航空会社が国際線の増便や多くの路線を復活させたことで、国際観光の成長が促進されています。カーン氏はまた、ベトナムが観光客を引きつける要因として、ビザ免除政策や入国手続きの改善、ベトナム観光の国際的なプロモーション活動があると述べました。

他方、旅行会社ルア・ベト社の社長、グエン・ヴァン・ミー氏は、ヨーロッパの観光客がベトナム観光に非常に関心を持っていると述べ、この観光客を引き続き誘致するために、各企業は新しい目的地を研究し、異なる体験を提供する必要があるとの意見を出しました。

市場調査会社ザ・アウト・ボックス社の最高経営責任者、フック・ダン氏は、閑散期にベトナムを訪れる外国人観光客の増加によって、ベトナムの観光産業が年内に1700万人から1800万人の外国人観光客を迎える目標を早期に達成できると明らかにしました。

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