
シリアのアサド大統領は、国連安保理でシリアに化学兵器の廃棄を迫る決議が採択されたことについ て、29日に放送されたイタリアのテレビ局とのインタビューの中で「シリアは安保理の決議の前にすでに化学兵器の廃棄に合意していた。みずからの意思で 行った国際的な合意は当然守る」と述べ、大統領として初めて、国連決議を順守する意向を示しました。
一方で、決議に盛り込まれた、内戦の終結に向けたアサド政権と反政府勢力による国際会議の開催については、「参加するかどうかは会議の枠組みしだいだ。国際テロ組織アルカイダと関係のあるような勢力と話し合うことはできない」と述べ、交渉の開始にはイスラム過激派の排除が前提となるとの考えを示しました。
シリア国内では、29日も北部のラッカで政府軍の戦闘機によって高校のグラウンドが空爆され、反政府勢力によりますと生徒ら少なくとも14人が死亡するなど、市民の犠牲が増え続けていて、国 連安保理の決議をきっかけに実際にアサド政権と反政府勢力が対話に向かうことができるか注目されています。