アメリカ中間選挙、最大争点はインフレ トランプ氏参戦、民主党苦戦

(VOVWORLD) -   8日に迫る米中間選挙では、米国を襲う激しい物価高(インフレ)が最大の争点になっています。
アメリカ中間選挙、最大争点はインフレ トランプ氏参戦、民主党苦戦 - ảnh 1写真提供:AP

野党共和党は、インフレがバイデン政権の在任期間とほぼ重なることを強調し、「インフレ失政」を突く構えだ。対する与党民主党は下院で多数を失うとの観測が強まっており、苦戦を強いられています。政権の中間評価が問われる中間選挙は、政権与党に厳しい結果が出やすいとされます。

さらに、今回は米国が約40年ぶりのインフレにあえぐさなかの選挙となり、民主党は守勢に立たされています。  共和党のトランプ前大統領は「トランプ政権下ではインフレはなかった」と主張しています。民主党側は、インフレがウクライナ危機など外部の複合的な要因にあることを理由に挙げています。

米世論調査ではインフレで生活が苦しくなったと答えた米国民が過半数を占めています。有権者に「インフレ」「民主主義の擁護」「中絶」「移民」「医療」から選挙の争点を選んでもらう調査では、回答者の37%がインフレを選び、トップでした。収まらないインフレを前に米国民の不満が投票行動にどう影響を及ぼすのか、バイデン政権と民主党にとって逆風の中での選挙戦となります。(朝日)

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