イスラエルとハマスの協議 仲介国カタール「合意に最も近い」
(VOVWORLD) - イスラエルとイスラム組織ハマスの間で続く停戦と人質の解放に向けた協議について、仲介国のカタールは「合意に最も近づいている」と合意への期待を示しました。ハマス側も前向きな姿勢を示していて、合意に達するかが焦点です。
2025年1月8日、イスラエルの空爆後に破壊されたパレスチナ自治区ガザ地区(写真:THX/TTXVN) |
イスラエルとハマスの間の停戦と人質の解放に向けた協議は14日も仲介国のカタールで続いていて、カタール外務省の報道官は会見で「ここ数か月で合意に最も近づいている」と述べ、現在は詳細について詰めの協議を行っている段階だと明らかにしました。
AP通信などは停戦案の詳細について、3つの段階から構成され、このうち第1段階では6週間の停戦に伴ってハマスが女性や高齢者など33人の人質を段階的に解放するものだと報じました。
これに対してイスラエルはガザ地区に搬入する人道支援物資を大幅に増やし、収監しているパレスチナ人を釈放すると伝えています。
一方のハマスも「最終段階に達した今回の協議で、明確で包括的に合意することを望む」などとする声明を出し、前向きな姿勢を示しています。
ガザ地区では14日もイスラエル軍の攻撃が続き、地元の保健当局はこれまでに死者が4万6645人にのぼったと発表していて、今回の協議で合意に達するかが焦点です。(NHK)