イスラエルとハマスの“大規模戦闘” 死者は1600人超に

(VOVWORLD) - イスラエルと、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとの大規模な戦闘は続いています。双方合わせた死者は1600人を超え、多くの民間人が含まれています。
イスラエルとハマスの“大規模戦闘” 死者は1600人超に - ảnh 1(写真:Skynew)

ガザ地区ではイスラエル軍によるハマスへの報復攻撃が続いていて、3700人あまりが負傷、AP通信は現地当局の話として、およそ700人が死亡したと伝えました。イスラエル側の死者は900人以上、けが人は2600人を超えています。

AP通信によりますと、ハマスは、イスラエルがガザ地区の民間居住地に警告なしで空爆を続ければ、「イスラエル人の人質を1人ずつ殺害する」と警告したということです。
被害は外国人にも及んでいて、中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、ハマスによる攻撃で、タイやアメリカなど少なくとも48人の外国人の死亡が確認されたと報じています。
こうした中、アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・イタリアの5か国の首脳は、「イスラエルへの揺るぎない結束した支援」と、ハマスのテロ行為を非難するとの共同声明を発表しました。
一方、ロイター通信によりますと、中東諸国が加盟する「アラブ連盟」は11日、パレスチナ側の要請で緊急の外相級会合を開き、イスラエルの攻撃を止めるための方策を協議するということです。
また、トルコのエルドアン大統領は9日、イスラエルのヘルツォグ大統領、パレスチナ自治政府のアッバス議長とそれぞれ電話会談し、「双方から要請があれば、あらゆる仲介の用意がある」との考えを示しました。(TBSテレビ)

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