イスラエル軍 ハマスの停戦合意違反を主張しガザ空爆 24人死亡
(VOVWORLD) - 先月、停戦合意が発効したパレスチナのガザ地区で22日、イスラエル軍はイスラム組織ハマスによる合意違反があったと主張し、各地を空爆しました。地元当局は一連の攻撃で24人が死亡したと発表し、不安定な情勢が続いています。
2025年11月22日、イスラエルが占領するヨルダン川西岸ヘブロンで、入植者の定例パトロール中に警戒にあたるイスラエル軍兵士(写真:REUTERS/Mussa Qawasma) |
イスラエル軍は22日、「ガザ地区南部で武装した戦闘員がイスラエル軍の兵士に向けて発砲してきた」としてハマス側が合意に違反したと主張し、ハマスの拠点などを空爆したと発表しました。
パレスチナの地元メディアは、イスラエル軍が北部のガザ市や中部など各地を空爆したと報じ、地元当局は一連の攻撃で24人が死亡し、87人がけがをしたと発表しました。
ガザ地区では先月10日、イスラエルとハマスとの間で停戦合意が発効したあとも、イスラエル軍がハマスの合意違反を主張して空爆を繰り返していて、地元当局の発表で停戦合意が発効したあとの死者は300人以上にのぼるなど、不安定な情勢が続いています。
一方、アラブメディアはハマスの上級幹部が仲介国のエジプトを訪れてガザ地区の情勢や和平計画の今後について協議すると伝えています。(NHK)